【材料】テンポイノベはＳ高で引ける、シルバーライフは初値下回りＩＰＯ２社に明暗

　きょうマザーズ市場に新規上場したテンポイノベーション<3484>は、午後０時５３分に公開価格３１００円を２９００円（９３．５％）上回る６０００円で初値をつけた。その後も買いが優勢となり、ストップ高の７０００円で上場初日の取引を終えた。

　同社は、飲食店向けの店舗物件に特化した店舗賃貸事業を展開。「東京周辺」「飲食店」「居抜き」に絞り込んでいるのが特徴であることから、ニッチ分野に強みを持つことが注目されたもよう。また、上場に際しての市場からの吸収額が１３億円強と相対的に低かったことも値幅取り狙いの物色を集めたようだ。

　一方、同じくマザーズ市場に新規上場したシルバーライフ<9262>は、午後０時４６分に公開価格２５００円を２１３０円（８５．２％）上回る４６３０円で初値をつけた。その後、一時５２２０円まで上昇したものの、その後は換金売りに押されて結局、４３７０円と初値を大きく下回って引けており、ＩＰＯ２社の初値形成後の動きは明暗が分かれる格好となった。

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）