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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):エムケー精工、ネクスウェア、北の達人

エムケー精工 <日足> 「株探」多機能チャートより
■今村証券 <7175>  1,516円  +299 円 (+24.6%)  本日終値
 20日、今村証券 <7175> [JQ] が非開示だった業績見通しを発表。18年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比5.8倍の3.9億円に拡大する見通しとしており、これを好感する買いが向かった。同社は富山、石川、福井の北陸3県を地盤とする老舗証券会社。4-9月期は株式市況が堅調に推移したことで、受入手数料が大幅に増加したことが収益を押し上げた。

■やまや <9994>  2,041円  +350 円 (+20.7%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 やまや<9994>が大幅高となり、年初来高値を更新した。同社は20日取引終了後に、18年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績予想を修正。営業利益見通しは従来の21億円から31億5000万円(前年同期比57.4%増)に引き上げた。また、中間配当を従来計画比1円増額の20円とすることもあわせて発表している。売上高予想も830億円から850億円(同2.4%増)に増額修正。総販売原価を下回る酒類の販売価格を禁止する国税庁通達「新取引基準」の6月1日施行を前に買い置き需要や仮需が発生したほか、施行後も独自調達商品は価格を維持したことなどが寄与した。なお、通期業績予想については11月10日の第2四半期決算短信発表時に改めて公表するとしている。

■エムケー精工 <5906>  543円  +80 円 (+17.3%) ストップ高   本日終値
 20日、エムケー精工 <5906> [JQ]が18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の4億円→7.1億円に77.5%上方修正。従来の41.6%減益予想から一転して3.6%増益見通しとなったことが買い材料視された。昨年に続く省エネ機器への政府補助金制度を追い風に、ガソリンスタンド向けに門型洗車機の販売が伸びたことが寄与。工場稼働率の向上やコスト管理の徹底などによる採算改善も利益を押し上げた。なお、通期の経常利益は従来予想の6億円(前期は9.6億円)を据え置いた。

■ネクストウェア <4814>  403円  +58 円 (+16.8%) 一時ストップ高   本日終値
 ネクストウェア<4814>がマドを開けて大幅高、400円台替えを果たした。ネットワークの運用代行を手掛けるが、ブロックチェーン技術分野の深耕にも積極的だ。ブロックチェーンはメガバンクや金融庁が注力を開始したフィンテック分野でもカギを握る技術で注目度が高まっている。同社はブロックチェーン技術を持つシビラ社(大阪市)と資本・業務提携しているが、これは、同社が開発を進める顔認証システムやデジタルマップなどの分野に活用する戦略であり、あらゆるものをネット接続するIoT時代に重要となる高度機密情報のマネジメントを可能とする。IoTを推進する安倍政権下で国策関連として改めて投資資金の攻勢を誘っている。

■ヤマト <1967>  777円  +80 円 (+11.5%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率4位
 20日、空調・衛生などの管工事を主力とするヤマト <1967> が18年3月期の連結経常利益を従来予想の30.6億円→33.6億円に9.8%上方修正。従来の5.2%減益予想から一転して4.1%増益を見込み、25期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。建設業界の受注環境の好転や生産システムの合理化効果などで工事採算が改善することが利益を押し上げる。前日終値ベースの予想PERが9.3倍→8.1倍に低下し、割安感がさらに強まったことも支援材料となった。

■エンバイオH <6092>  1,685円  +155 円 (+10.1%)  本日終値
 エンバイオ・ホールディングス<6092>が3日続伸。同社は20日取引終了後に、シーアールイー<3458>との共同出資で新会社「土地再生不動産投資」を11月にも設立すると発表。今後の事業展開などが期待されているようだ。新会社の出資比率はエンバイオHDが60%、シーアールイーが40%。新会社では、両社が持つ土壌汚染地活用と土壌汚染対策に関する情報やノウハウを結集し、これまで両社では扱ってこなかった中規模から大規模な土壌汚染地で、必ずしも物流適地とはならない土地についても現状有姿で購入し、グループ内で土壌汚染対策を施して適切に土壌汚染リスクが管理された状態にしたうえで再販する。

■北の達人 <2930>  1,300円  +118 円 (+10.0%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 20日、北の達人コーポレーション <2930> が11月5日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■enish <3667>  2,734円  +228 円 (+9.1%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 enish<3667>が大幅続伸。20日の取引終了後、欅坂46初の公式ゲームアプリ「欅のキセキ」が、配信からわずか2日で100万ダウンロード(DL)を突破したと発表しており、これを好感した買いが入った。同アプリは、グループが歩んだ成長の軌跡と、メンバーが努力し続けることで起こした奇跡をたどるドキュメンタリーライブパズルゲーム。運命のオーディションから物語はスタートし、プレイヤーは新米マネージャーとしてメンバーを支え、彼女たちとともに成長していくというストーリーとなっている。なお、100万DL突破を記念して、ダイヤ100個をプレゼントする記念プレゼントを実施している。

■ITbook <3742>  550円  +40 円 (+7.8%)  本日終値
 ITbook<3742>が6日ぶり急反騰。同社は独立系のITコンサル企業で、官公庁向けで高い実績を誇っている。IoT分野の製品販売では、安倍政権では選挙公約に生産性革命を掲げ、ロボットやIoT 、人工知能(AI)を駆使して生産性を劇的に高める最先端のイノベーションを起こすことを青写真に描いており、同社のビジネスチャンスが広がるとの見方が集中的な買いを呼び込む形となった。

●ストップ高銘柄
 カーメイト <7297>  1,316円  +300 円 (+29.5%) ストップ高   本日終値
 カワセコンピ <7851>  487円  +80 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値
 双信電機 <6938>  1,000円  +150 円 (+17.7%) ストップ高   本日終値
 ウォンテッドリー <3991>  7,160円  +1,000 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値
 前田製作所 <6281>  739円  +100 円 (+15.7%) ストップ高   本日終値
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 メタップス <6172>  3,500円  -700 円 (-16.7%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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