【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 エムケー精工、エンプラス、ＳＥＨＩ (20日大引け後 発表分)

　20日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　エムケー精工 <5906> [ＪＱ]　　★上期経常を一転4％増益に上方修正
　◆18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の4億円→7.1億円に77.5％上方修正。従来の41.6％減益予想から一転して3.6％増益見通しとなった。昨年に続く省エネ機器への政府補助金制度を追い風に、ガソリンスタンド向けに門型洗車機の販売が伸びたことが寄与。工場稼働率の向上やコスト管理の徹底などによる採算改善も利益を押し上げた。

　ヤマト <1967> 　　★今期経常を一転増益・25期ぶり最高益に上方修正
　◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の30.6億円→33.6億円に9.8％上方修正。従来の5.2％減益予想から一転して4.1％増益を見込み、25期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。建設業界の受注環境の好転や生産システムの合理化効果などで工事採算が改善することが寄与。
　　予想PERが9.3倍→8.1倍に低下し、割安感がさらに強まった。

　コロナ <5909> 　　★上期経常を2.5倍上方修正
　◆18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の3.3億円→8.2億円に2.5倍上方修正。増益率が0.6％増→2.5倍に拡大する見通しとなった。ルームエアコンの販売が想定以上に伸びたうえ、寒冷地向け石油暖房機も好調だったことが寄与。工場稼働率の改善や生産性向上に加え、原価低減、経費削減が進んだことも利益を押し上げた。

　エンプラス <6961> 　　★今期経常を一転23％増益に上方修正
　◆18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比33.6％増の25.4億円に拡大し、従来の10.7％減益予想から一転して増益で着地。国内外で車載向け半導体用ソケットの受注が大きく伸びたことが寄与。プリンター用部品で高付加価値品の販売が増加したことも増益に貢献した。
　　業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の40億円→50億円に25.0％上方修正。従来の1.9％減益予想から一転して22.6％増益見通しとなった。

　ＳＥＨＩ <9478> [ＪＱ]　　★上期最終を一転2.6倍増益・13期ぶり最高益に上方修正
　◆18年3月期上期(4-9月)の連結最終利益を従来予想の1億2000万円→3億1500万円に2.6倍上方修正。従来の0.8％減益予想から一転して2.6倍増益を見込み、一気に13期ぶりに上期最高益を更新する見通しとなった。主力の出版事業やIT人材研修事業などが好調に推移する中、繰延税金資産の計上に伴い、税金費用が減少することが最終利益を押し上げる。

株探ニュース