【特集】10万円以下で買える、財務健全・低PBR「お宝候補」28社 【東証1部】編 <割安株特集>
KIMOTO <日足> 「株探」多機能チャートより
上場企業の売買単位の引き下げや株式分割などで、株式の購入に必要な最低投資金額(株価×売買単位)は低下傾向にある。東証1部上場企業でも約430社が最低投資金額10万円以下で購入できる。また、ネット証券の多くでは約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にある。具体的には無料や100円以下など売買手数料を気にせずに売買が可能となっている。
最低投資金額が10万円以下と小額資金で購入が可能な銘柄は、同じ予算でも株価の高い銘柄に比べ株数を多く購入したり、購入や売却の時期を分散できるメリットがある。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成されている。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いといわれている。また、割安株という観点からPBRが1倍以下の銘柄に絞り込んだ。
下表は東証1部上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)株主資本比率が70%以上、(3)PBRが1倍以下――を条件に投資妙味が高まる割安「お宝候補」28社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは20日現在)
なお、22日(日)に「10万円以下で買える、財務健全・低PBR『お宝候補』【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。
最低投資 株主資本 実績
コード 銘柄 金額 比率 PBR
<7908> KIMOTO 26000 76.5 0.68
<3366> 一六堂 41900 83.3 0.77
<8127> ヤマトインタ 42600 73.8 0.51
<5357> ヨータイ 45000 75.8 0.49
<3770> ザッパラス 45800 91.7 0.76
<8118> キング 49600 86.7 0.46
<3512> フエルト 50300 73.7 0.59
<9358> 宇徳 50400 71.7 0.78
<5367> ニッカトー 61000 72.9 0.73
<9760> 進学会HD 66200 94.4 0.48
<5985> サンコール 67800 70.8 0.65
<6319> シンニッタン 73400 76.4 0.61
<1976> 明星工 74900 71.2 0.94
<6262> ペガサス 77800 72.5 0.95
<7442> 中山福 78400 70.4 0.76
<6730> アクセル 78900 96.2 0.79
<6967> 新光電工 80600 73.2 0.82
<5951> ダイニチ工業 81900 89.4 0.61
<6274> 新川 83100 84.7 0.72
<4033> 日東エフシー 85900 89.3 0.53
<6167> 冨士ダイス 86000 73.0 0.97
<5121> 藤ゴム 87000 70.5 0.86
<2009> 鳥越粉 88300 78.3 0.64
<3376> オンリー 89400 79.5 0.73
<9880> イノテック 94900 74.1 0.70
<4362> 日精化 95000 80.0 0.68
<5208> 有沢製 98400 72.5 0.75
<6247> 日阪製 99200 85.9 0.61
※単位は最低投資金額が円、株主資本比率が%、PBRが倍。
株探ニュース