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2017年10月21日10時00分

【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「29年ぶり13連騰でも調整避けられず」

株式評論家 富田隆弥

◆なんと13連騰(19日現在)とは、「恐れ入りました」と言うほかない。10月になり日経平均株価はすべてプラスとなり2万1500円台に到達。1996年以来21年ぶりの水準となり、13連騰は1988年2月以来、約29年8ヵ月ぶりと、記録ずくめの大相場だ。

◆好業績期待、低水準のPER、外国人の先物買い、ファンド勢のETF買いなど背景にはさまざまな要因が指摘され、「2万2000円、2万3000円、2万5000円…」と上値予測も盛んになってきた。また、「来週にも連騰記録15に挑戦」とか「アベノミクス大暴騰相場」といった観測も出てきた。歴史的な相場であるから、指摘の要因はすべて「その通り」だし、大相場に期待も膨らむ。

◆ただし、衆院解散から上昇を始めた相場であるから、22日の投開票日が一つのポイントになるだろう。そしてサイコロジカル(100%)に加え、RCI(9日線と13日線が100%、25日線96%)、RSI(9日線と13日線が100%、25日線88%)など日足のオシレーター系指標が過熱を極めている。波動は週足ベースのN波2万1333円、V波2万1397円ともに到達した。「もうはまだなり」の強い上昇を見せているが、相場であればどこかで調整を入れるものであり、その時は近いと思わずにいられない。そして、その時には行き過ぎや過熱に対する反動から「まだはもうなり」にならないとも限らない。

◆そうした状況は世界を牽引するNYダウ(米国株)も同じだ。上昇基調を8年半続け、三段上げの仕上げ局面となり、RCIは日足、週足、月足とも高値警戒ラインにある。高いところにくれば風雨が強まるのは相場も同じで、当面はチャートの陰転の兆しに細心の注意を払っておきたい。日米とも歴史的な強い相場であるから、調整を入れればまた切り返すだろうから、少し手を空かして調整を見てから参戦するのが望ましい。

(10月19日 記、毎週土曜日に更新)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

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