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【市況】【投資部門別売買動向】外国人が3週間で1.3兆円買い越す、日経平均は21年ぶり2万1000円乗せ (10月第2週)
日経平均 ＜日足＞ 「株探」多機能チャートより東証が19日に発表した10月第2週(10日～13日)の投資部門別売買動向によると、世界景気の拡大期待と米国発のリスクオンの流れに乗り日経平均株価が21年ぶりの2万1000円大台乗せを達成したこの週は、海外投資家が3週連続で買い越した。買越額は前週比30％減の4593億円と減ったものの、高水準が続いた。3週合計の買越額は1兆3187億円に膨らんだ。証券会社の自己売買部門は2週ぶりに買い越し、買越額は563億円だった。
一方、個人投資家が5週連続で売り越し、売越額は3475億円と高水準ながらも前週の3751億円から若干減った。5週間合計の売越額は1兆6986億円に上る。年金基金の売買動向を映すとされる信託銀行部門は2週ぶりに売り越し、売越額は441億円だった。
海外投資家が3週間で1.3兆円買い越し、日経平均が21年ぶりに2万1000円大台に乗せる中、個人投資家の大規模売りが続いた。
■投資部門別売買代金差額 (10月10日～13日)
東証・名証２市場の１・２部と新興企業向け市場の合計［総合証券ベース（全52社）］
※単位：億円（億円未満切り捨て） ▲は売り越し
海外投資家 信託銀行 個人合計 [ 現金 信用 ] 日経平均 ( 前週比 )
10月 ―――
第2週 4,593 ▲441 ▲3,475 [ ▲3,467 ▲8 ] 21,155円 ( +464 円)
第1週 6,575 255 ▲3,751 [ ▲3,619 ▲132 ] 20,690円 ( +334 円)
9月 ―――
第4週 2,017 ▲206 ▲2,326 [ ▲2,588 262 ] 20,356円 ( +59 円)
第3週 ▲611 ▲1,008 ▲3,180 [ ▲2,980 ▲200 ] 20,296円 ( +386 円)
第2週 ▲4,172 ▲1,043 ▲4,252 [ ▲3,523 ▲729 ] 19,909円 ( +634 円)
第1週 ▲2,948 1,073 662 [ 390 272 ] 19,274円 ( -416 円)
8月 ―――
第5週 ▲613 87 ▲860 [ ▲985 124 ] 19,691円 ( +238 円)
第4週 ▲1,529 255 125 [ ▲31 157 ] 19,452円 ( -17 円)
第3週 ▲2,057 464 1,160 [ 350 809 ] 19,470円 ( -259 円)
第2週 ▲2,746 265 443 [ ▲77 521 ] 19,729円 ( -222 円)
第1週 ▲295 ▲64 ▲1,401 [ ▲1,598 196 ] 19,952円 ( -7 円)
7月 ―――
第4週 ▲1,282 ▲79 529 [ ▲172 702 ] 19,959円 ( -139 円)
第3週 861 518 ▲953 [ ▲1,433 480 ] 20,099円 ( -19 円)
第2週 1,732 273 ▲1,488 [ ▲1,799 310 ] 20,118円 ( +189 円)
第1週 ▲15 2,124 ▲710 [ ▲1,247 536 ] 19,929円 ( -104 円)
6月 ―――
第4週 115 1,615 ▲1,515 [ ▲1,764 248 ] 20,033円 ( -99 円)
第3週 ▲92 1,259 ▲2,189 [ ▲2,330 141 ] 20,132円 ( +189 円)
第2週 ▲2,065 47 550 [ ▲387 938 ] 19,943円 ( -70 円)
第1週 ▲354 ▲557 ▲43 [ ▲864 820 ] 20,013円 ( -164 円)
※「信託銀行」は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など年金基金の売買動向を映すとされる部門。「個人・現金」は個人投資家による現物取引の売買動向、「個人・信用」は個人投資家による信用取引の売買動向。
※日銀が金融緩和策の一環として実施しているETF(上場投資信託)の買い入れは、ETFを組成する証券会社の自己売買部門を通じて買い入れているとみられる。
株探ニュース
