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【市況】東京株式(大引け)=73円高、8日続伸で2万1000円大台替え目前

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 12日の東京株式市場は前日の米株高などを引き継いでリスク選好ムードとなり、日経平均株価は上値追い基調を継続、2万1000円台寸前まで上値を伸ばす場面があった。

 大引けの日経平均株価は前日比73円45銭高の2万954円72銭と8日続伸。東証1部の売買高概算は15億3627万株、売買代金概算は2兆5847億円。値上がり銘柄数は1130、対して値下がり銘柄数は804、変わらずは96銘柄だった。

 きょうの東京市場は買い優勢の地合いが続いた。前日の米国株市場はNYダウをはじめ主要3指数がいずれも過去最高値を更新、外国為替市場では円安一服局面にあるが、主力株をはじめ幅広い銘柄に資金が流入した。前日に日経平均は20年10カ月ぶりの高値をつけ、目先達成感があることや、連騰疲れで朝方は伸び悩む場面もあったが、前場後半から買い直される展開となった。日米ともに好調な企業業績を背景に運用リスクをとる動きが顕著となっている。あすオプションSQ算出を控え、権利行使価格を意識した攻防も観測され、日経平均は一時2万994円と2万1000円大台まであと6円に迫る場面もあった。売買代金も2兆6000億円弱と10月に入ってからは最高水準の商いをこなしている。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984>が商いを大きく膨らませて上昇、リクルートホールディングス<6098>も買いを集めた。東京エレクトロン<8035>、コマツ<6301>が高く、豊和工業<6203>はストップ高に買われた。ペッパーフードサービス<3053>、丸文<7537>が値を飛ばし、enish<3667>も急伸。アイフル<8515>も物色人気となった。このほか、リンクアンドモチベーション<2170>、中外製薬<4519>なども上値を追った。

 半面、任天堂<7974>が軟調、塩野義製薬<4507>も下落した。プレナス<9945>、三井金属<5706>が急落、アルテック<9972>、パソナグループ<2168>も売られた。モリテック スチール<5986>、昭和電工<4004>などが安く、住石ホールディングス<1514>、東海カーボン<5301>も値を下げた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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