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【市況】米国株見通し:利益確定の流れ継続か、FRB幹部発言に注目

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2495.75(-1.25) (18:20現在)
ナスダック100先物 5878.25(+1.75) (18:20現在)

18:20時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きに推移している。また、NYダウは前日比5ドル安程度で推移。欧州市場は小幅であるが高安まちまちで推移。原油先物相場は小幅に下落して推移している。これらの流れを受けて、米株式市場は利食い優勢の展開から始まろう。

25日の米株式市場は下落。トランプ大統領の発言を北朝鮮外相が宣戦布告と受け止めたことが報じられ、地政学リスクへの警戒感から売りが先行。アップルなど大型ハイテク株に売りが広がった。

前日の下げに対する自律反発が意識されそうだが、北朝鮮情勢が緊迫化する中、利益確定の流れが優勢になりやすいだろう。経済指標ではS&P/コアロジックCS20都市住宅価格指数(7月)、新築住宅販売件数(8月)、消費者信頼感指数(9月)が予定されている。好調な住宅関連指標が、利上げ観測に向かわせる可能性がある。また、イエレンFRB議長が全米企業エコノミスト協会の会合で講演するほか、ブレイナードFRB理事、アトランタ連銀総裁の講演が予定されている。FRBは先週、タカ派に傾いたが、今週はハト派に傾く可能性なども意識されており、講演内容が相場の変動要因になりそうだ。

《KK》

 提供:フィスコ

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