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【特集】アイエスビー Research Memo(6):プロジェクトマネジメント能力の強化で、不採算プロジェクトの赤字額が減少

アイエスビー <日足> 「株探」多機能チャートより

■中期経営計画と進捗状況

4. コスト競争力強化
「コスト競争力強化」のポイントはいろいろあるが、アイ・エス・ビー<9702>は不採算プロジェクトの削減に特に注力している。具体的には見積りの精度向上とプロジェクトの監視を強化して問題点の早期発見に特に努めている。2016年12月期はそうした努力が奏功して、マイナスプロジェクトを前期比25%削減(マイナスプロジェクトの営業利益累計ベース)することに成功した。2017年12月期はさらに前期比20%削減することを目指してスタートしたが、第2四半期は47%削減と年間の目標を大きく上回る実績を上げ、第2四半期の好調な決算の一因ともなった。

同社はまた、労働時間の短縮にも取り組んでいる。生産性向上によるコスト競争力強化はもちろん、社員のモチベーション向上の観点からも、実効性のある働き方改革を推進中だ。残業時間で見た場合、2016年12月期は前期比8%の削減に成功した。2017年12月期は同24%減を計画しているが、第2四半期の実績は12%削減と、こちらも順調に進捗している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《TN》

 提供:フィスコ

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