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【特集】インテリックス Research Memo(9):事業ポートフォリオの多様化により経営の安定性を高め収益成長を目指す方針

インテリクス <日足> 「株探」多機能チャートより

■市場動向と成長戦略

2. 成長戦略
インテリックス<8940>は今後の成長戦略として、事業ポートフォリオを多様化することで経営の安定性を高めながら収益の拡大を図っていく方針としている。現在は、オンバランス事業であるリノヴェックスマンション事業やその他不動産販売事業が収益の柱となっているが、これらの事業は不動産市況の影響を受けやすいことや、事業を拡大していくためには有利子負債を活用しなければならず、財務面でのリスク要因となっていた。

資金効率の向上を図るため、オフバランス事業としてアセットシェアリング事業やリノベーション内装事業等の育成を進めていくほか、経営の安定性を高めるためストック型ビジネスモデルとなるリースバック事業を新たに開始し、今後の事業規模拡大を目指していく方針となっている。特に、アセットシェアリング事業については、REITとの協業によりフィービジネスで今後展開していく可能性も考えられる。REITが1990年以降、購入した不動産に関してリノベーションが必要な物件が増加しているためで、同社のリノベーションノウハウを生かしてアセットシェアリング商品として販売するケースが想定される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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