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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):西松屋チェ、ソフトバンク、コロプラ

西松屋チェ <日足> 「株探」多機能チャートより
■西松屋チェーン <7545>  1,212円  +21 円 (+1.8%)  本日終値
 西松屋チェーン<7545>が反発。22日の取引終了後に発表した8月度(7月21日~8月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比2.0%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。夏物バーゲンセールの効果で全国的に夏物衣料の販売が大きく伸長したほか、月度後半で東日本や北日本を中心に秋物衣料が好調な立ち上がりとなったことも寄与した。また、育児用品も調乳衛生用品やコモディティグッズを中心に堅調に推移した。

■コニシ <4956>  1,809円  +27 円 (+1.5%)  本日終値
 22日、コニシ <4956> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.09%にあたる40万株(金額で7億1280万円)を上限に、23日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は22日終値の1782円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■ソフトバンクグループ <9984>  8,799円  +116 円 (+1.3%)  本日終値
 ソフトバンクグループ<9984>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は22日、同社株の目標株価を1万1000円から1万3200円に引き上げた。レーティングは「オーバーウエート」を継続した。同社投資先の価値増加などを踏まえて目標株価を見直した。当面の注目点は、スプリントを軸にする米国通信業界の再編とみており、中長期的な競争力強化につながることを期待している。

■協和エクシオ <1951>  2,049円  +22 円 (+1.1%)  本日終値
 協和エクシオ<1951>は反発。22日の取引終了後、同社の「Skype for Business導入トータルサービス」が、米マイクロソフトの「Skype Operations Framework(SOF)」に対応したソリューションとして追加認定されたと発表しており、これを好材料視した買いが入った。マイクロソフトは「Skype for Business」導入を進めるために、ネットワークやハードウエアデバイスの最適化、アセスメントによる通信品質の向上、利用促進・定着のためのコンサルティングなど、効率的かつ効果的に導入および管理するための3つの分野(計画、導入、運用)で構成されるフレームワークを「SOF」として提供しており、協エクシオも今年3月、「Skype for Business導入アセスメントサービス」がSOFに認定されている。今回の追加認定で、導入アセスメントサービスに公衆網接続の早期評価・実現サービス、ならびにクラウドへの移行後の保守・監視サービスを追加した「導入トータルサービス」についても認定されたことになる。

■コロプラ <3668>  1,389円  +15 円 (+1.1%)  本日終値
 コロプラ<3668>が7日続伸。英語版「東京カジノプロジェクト」iOS版をマレーシアとベトナムで8月21日から配信を開始したと発表した。同タイトルは、広大なカジノリゾートのオーナーになり、ルーレットやスロット、ブラックジャックといったさまざまな遊戯をプレイしながら、同時に施設などを建築して自分のリゾートも大きくしていくゲーム。今回はiOS版のみのリリースだが、今後Android版も配信する予定。また、マレーシア、ベトナムでの配信を皮切りに、世界各国に向けた配信も予定しているという。

■アルコニックス <3036>  3,015円  +29 円 (+1.0%)  本日終値
 アルコニックス<3036>が続伸し新高値。同社はレアメタルやレアアースに強みを持つ非鉄商社。第1四半期(4~6月)の連結純利益は前年同期比73%増の14億3600万円と大幅増益だったほか、8月31日時点の株主に対して1対2の株式分割を実施することもあり足もとで株価は急伸している。また、電気自動車(EV)の普及に伴い、コバルトやネオジウムといったレアメタル・レアアースの需要が拡大しており、今後の同社の活躍余地が広がるとの期待も膨らんでいる。

■住友金属鉱山 <5713>  1,882.5円  +12 円 (+0.6%)  本日終値
 住友金属鉱山<5713>やDOWAホールディングス<5714>など非鉄株が高い。足もとで銅やアルミ、ニッケルなどの市況が上昇しており非鉄株に再評価機運が出ている。22日に発表した豪英資源大手、BHPビリトンの17年6月期決算は鉄鉱石の値上がりで最終損益が黒字転換した。これを受け、同社株のほか英リオ・ティントや米フリーポート・マクモランといった海外の大手鉱山株が上昇。この流れに乗り日本の非鉄株にも買いが流入している。

■トヨタ自動車 <7203>  6,173円  +35 円 (+0.6%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>、SUBARU<7270>など自動車株が買われた。前日の米国株市場ではNYダウが196ドル高と急伸したことで国内外機関投資家のリスク許容度が高まっている。また、米長期金利の上昇を背景に外国為替市場ではドルが買われており、足もとは1ドル=109円台後半と前日より円安水準でもみ合っていることから、為替感応度の高い自動車セクターには輸出採算改善への期待が買い戻しを促している。

■リクルート <6098>  2,174円  +12 円 (+0.6%)  本日終値
 リクルートホールディングス<6098>が年初来高値を更新。この日、投資子会社を通じて、ブロックチェーン技術を活用した個人認証プラットフォームを提供する米ショーカード社(カリフォルニア)への出資を実施したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。ショーカード社は、ユーザーが一度個人情報を登録すると、それ以降は許可された相手に対して情報の参照権限を柔軟に変更できる認証プラットフォームを提供する企業で、パブリックブロックチェーンを活用し、高セキュリティー、低構築・運用コストを実現しているのが特徴。リクルートHDでは今回の出資を通じて、同技術を活用した認証ソリューション事業の拡大に共同で取り組むとしている。

■シスメックス <6869>  6,570円  +20 円 (+0.3%)  本日終値
 シスメックス<6869>に強気評価が出ている。岩井コスモ証券は22日、投資判断の「A」と目標株価の8000円を継続した。同社はヘマトロジー(血球計数分野)や尿、血液凝固検査で世界トップ。新興国は医療基盤整備、先進国は医療高度化や効率化を背景に同社の活躍余地は世界的に拡大している。18年3月期は連結営業利益が前期比10%増の570億円が見込まれており、配当は前期比2円増の60円と16期連続増配が予想されている。

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