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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):エルミック、TAC、ジンズメイト

エルミック <日足> 「株探」多機能チャートより
■大幸薬品 <4574>  2,378円  +7 円 (+0.3%)  本日終値
 大幸薬品<4574>が堅調。岩井コスモ証券は22日、同社株の目標株価を2000円から2550円に引き上げた。投資判断は「B+」を継続した。同社は「正露丸」で高い知名度を誇るが、第1四半期(4~6月)は医薬品・感染管理事業ともに順調で2ケタ増収を確保。医薬品事業では新製品「正露丸クイックC」の発売によりテコ入れを進めている。また、積極的なアライアンスにより展開が加速する感染管理事業を成長ドライバーとして注目している。

■スクエニHD <9684>  3,855円  +5 円 (+0.1%)  本日終値
 スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が4日ぶりに反発。傘下のスクウェア・エニックスが22日の取引終了後、スマートフォン向けRPG「FINAL FANTASY XV POCKET EDITION」を今秋に配信すると発表しており、これを好感した買いが入った。同タイトルは現在、プレイステーション4向けなどに販売している「ファイナルファンタジーXV(FFXV)」本編と同じ物語をスマートフォンで体験することができるよう、高いクオリティーで再現したアプリ。可愛らしくデフォルメされたキャラクターと世界で、「FFXV」本編と同じ物語が描かれているという。

■アインホールディングス <9627>  8,070円  -430 円 (-5.1%)  本日終値  東証1部 下落率4位
 22日、アインホールディングス <9627> が82万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限45万株の第三者割当増資を実施するほか、自己株処分による18万株の株式売り出し、セブン&アイ・ホールディングス <3382> を割当先とする27万株の第三者割当増資を行うと発表したことが売り材料。新株発行が最大で発行済み株式数の約11.1%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化を懸念する売りが向かった。発行価格は8月30日から9月5日までのいずれかの日に決定。最大で約305億円の調達資金については、調剤薬局やドラッグストアの新規出店・改装費用などに充てる。

■図研エルミック <4770>  623円  +100 円 (+19.1%) ストップ高   本日終値
 図研エルミック<4770>が続急伸。この日、ルネサスエレクトロニクス<6723>の産業機器向け機能安全ソリューションに最適化した機能安全通信ネットワーク開発環境の販売を始めたと発表しており、これを好感した買いが入った。ルネサスのマイコン自己診断ソフトウエアのセーフティパッケージおよび機能安全リファレンスキットで構成された産業機器向け機能安全ソリューションに、同社のソフトウエア開発環境「Ze-PRO CC-Link IE Safety SDK」を実装して販売するというもの。これにより、開発・検証にかかる期間が大幅に短縮されるとしているほか、機能安全機器の受託開発も請け負い、関連事業の拡大を図るようだ。

■TAC <4319>  280円  +42 円 (+17.7%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 TAC<4319>が急伸し、年初来高値を更新した。同社は22日取引終了後に、「日本金融人材育成協会」を9月1日付で設立すると発表。融資先の事業性評価を適切に行うことができる専門的能力に長けた人材の育成が求められるなか、同社は新しい検定試験の創設と検定試験対策講座を実施することとし、対策講座については5月から開講。また、検定試験の実施主体として「日本金融人材育成協会」を新たに設立するとしている。

■ネオス <3627>  537円  +80 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位
 ネオス<3627>がストップ高。同社は携帯向けコンテンツ配信などを手掛けており、18年2月期は営業損益段階で黒字転換を見込んでいる。22日取引終了後に対話型チャットシステムを利用したWeb接客ソフト「OK SKY」を手掛ける空色と業務提携することを発表。人工知能(AI)技術を活用した新しい自動接客システムを開発する計画で、業容拡大に対する期待が買いを呼び込む形となった。

■ジーンズメイト <7448>  697円  +100 円 (+16.8%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位
 ジーンズメイト<7448>がストップ高に買われた。同社は、ファーストリテイリング<9983>の元開発担当者などを中心に、ジーンズやシャツ、ジャケットなどの新たなプライベートブランド「メイト」を立ち上げ、22日そのお披露目会を行った。RIZAPグループ<2928>傘下に入ってからリブランディングの要となるPB商品で、今後の業容拡大を期待する形で投機資金の買いを呼び込んでいる。また、きょうはその他のライザップ関連に位置づけられる銘柄群が軒並み人気化、堀田丸正<8105>、マルコ<9980>、パスポート<7577>、イデアインターナショナル<3140>、ぱど<4833>などいずれも株価水準を切り上げた。

■オロ <3983>  1,549円  +120 円 (+8.4%)  本日終値
 22日、オロ <3983> [東証M]が東証1部市場変更に向け、16万2000株の立会外分売を実施すると発表したことが買い材料視された。同社は認知度や信用力の向上を目指し、市場1部への市場変更申請を行う準備を進めている。今回の立会外分売を通じ、その形式基準の充足を図るとともに、株式の分布状況の改善や流動性向上を図る。期間は9月7から14日まで。発表を受けて、市場変更への思惑買いが向かった。

●ストップ高銘柄
 クリエアナブキ <4336>  904円  +150 円 (+19.9%) ストップ高   本日終値
 Aiming <3911>  733円  +100 円 (+15.8%) ストップ高   本日終値
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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