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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (8月2日記)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 日経平均株価は、7月31日の下げで弱気の流れがはっきりしたばかりであることから、目先、下げが勢いづく可能性のある場面です。

 弱気の展開へ入っているなら、昨日の反発は、昨日だけの動きで終わり、本日が1万9856円割れを試す動きになると考えられます。

 本日、昨日の高値2万0000円を越える場合、それは、現時点での下げ難さを示す動きになります。

 6月20日以降、調整局面へ入っていますが、その調整の下値が限られる状況で、積極的な買いが入らないという動きを示唆します。

 昨晩、NYダウが上昇しているため、本日の日経平均は、寄り付き値で上昇する公算です。目先はもちあいを継続して、一時的に2万0318円を越える可能性も考えておきます。


情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。

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