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【市況】29日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高と反発、金融株が相場けん引

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

29日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比14.86ポイント(0.47%)高の3188.06ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、15.57ポイント(0.47%)高の3338.81ポイントで取引を終えている。

元高進行を好感する流れ。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を前日に続き元高方向に設定した。上海外国為替市場では、人民元相場が約8カ月ぶりの元高水準で推移している。石炭や非鉄など主要な商品先物が急伸したことも、投資家のセンチメントを上向かせた。

時価総額上位の金融株が相場をけん引。中国工商銀行(601398/SH)が2.2%高、中国平安保険(601318/SH)が2.8%高と値を上げた。石炭株や非鉄株もしっかり。永泰能源(600157/SH)が1.4%、洛陽モリブデン(603993/SH)が2.7%ずつ上昇した。セメント株も上げが目立つ。安徽海螺セメント(600585/SH)は5.0%値上がりした。自動車株や発電株、インフラ関連株なども買われている。

外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が1.22ポイント(0.37%)高の327.08ポイント、深センB株指数が5.44ポイント(0.48%)高の1146.93ポイントで終了した。

【亜州IR】

《CS》

 提供:フィスコ

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