【市況】明日の株式相場見通し=利益確定売りで一服商状、円安頼りの地合いにこう着感
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「きょうは、外国為替市場で一時、1ドル=112円台前半まで円安・ドル高が進行したことで、輸出関連の主力銘柄に物色の矛先が向いた。ただ、後場に入ると上値を買う勢いは限定的でこう着状態となった。円安進行のほかに、買い手掛かり材料が見出せないなかでは、これ以上買い上がるのは難しそうだ」との見方が出ていた。
27日の東京株式市場は、外国為替市場での円安進行などを背景に、上値指向を継続し、日経平均株価は3日続伸で2万200円台を回復した。終値は、前日比71円74銭高の2万225円09銭と3日続伸した。
日程面では、東芝<6502>の株主総会に注目。海外では、米連邦準備制度理事会(FRB)による、米国銀行に対する包括的資本分析審査の結果発表が焦点になる。(冨田康夫)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)