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【特集】エレマテック Research Memo(2):電子材料を得意とする2社が2009年に合併して誕生

エレマテック <日足> 「株探」多機能チャートより

■会社概要

1. 沿革と事業の概要
エレマテック<2715>の前身の2社のうち高千穂電気は1947年に東京で、大西電気は1958年に京都で、それぞれ設立された。両社はともに絶縁材料の取扱いからスタートし、その後技術開発の流れに沿ってエレクトロニクス製品向けの電子材料へと取扱品目を拡大し、独立系技術商社として業容を拡大してきた。

両社は2009年に合併(存続会社は高千穂電気)し、社名をエレマテック株式会社へと改めた。事業領域はともに電子材料主体でありながら、東京と京都で地理的補完関係を生かして成長を続けてきた。2012年にTOBによって豊田通商の子会社となり、現在に至っている。

同社は2017年3月期末現在、連結ベースで社員数1,172名を抱え、国内サービスネットワーク21ヶ所、海外サービスネットワーク39ヶ所を擁している。地域別セグメント売上構成比は、日本57.5%、中国(香港含む)22.4%、その他アジア(台湾・韓国・インド・東南アジア)16.8%、欧米(米国・メキシコ・チェコ)3.3%となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《TN》

 提供:フィスコ

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