【通貨】豪ドル週間見通し:強含みか、豪中銀の声明内容に注目
■やや強含み、資源価格反発で買い
先週の豪ドル・円はやや強含み。トランプ政権の経済政策に対する期待が後退し、リスク回避的な円買いが先行した。ただ、豪州と中国が牛肉やエネルギー分野の貿易拡大で合意したことや、原油などの資源価格の反発を背景に、リスク選好的な豪ドル買いが観測されており、対円レートは底堅い動きとなった。取引レンジ:83円83銭-85円77銭。
■強含みか、豪中銀の声明内容に注目
今週の豪ドル・円は強含みか。豪準備銀行(中央銀行)は4日に政策金利を発表する。1.50%に据え置きとなる見込みだが、景気拡大やインフレ上昇などの見通しが改めて示されるとみられ、利下げ観測後退による豪ドル買いになる可能性がある。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・3日:2月小売売上高(前月比予想:+0.3%、1月:+0.4%)
・4日:2月貿易収支(予想:+17億豪ドル、1月:+13.02億豪ドル)
・4日:豪準備銀行が政策金利発表(1.50%に据え置き予想)
予想レンジ:84円00銭-87円00銭
《FA》
提供:フィスコ