【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):Sansan、東洋エンジ、良品計画
Sansan <日足> 「株探」多機能チャートよりベクトル<6058>はストップ高。2019年4月以来、約6年9カ月ぶりの高値に当たる。14日の取引終了後、26年2月期第3四半期累計(3~11月)の連結決算を発表した。売上高が466億8900万円(前年同期比10.0%増)、営業利益が71億9800万円(同79.6%増)だった。通期計画(85億円)に対する進捗率は約85%(前年同期は通期実績に対し約50%)となっており、業況を好感した買いが集まった。主要3事業のうち、PR・広告事業と子会社のPR TIMES<3922>が手掛けるプレスリリース配信事業がともに大幅な増収増益を達成。特に両事業は足もとの第3四半期(9~11月)で四半期ベースにおける過去最高の売上高及び営業利益を更新した。また、ダイレクトマーケティング事業は営業損益が黒字転換したうえ、9~11月期における過去最高益を記録した。
■Sansan <4443> 1,976円 +293 円 (+17.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位
Sansan<4443>は急反発。14日取引終了後に上期(25年6~11月)連結決算を発表。売上高は253億8100万円(前年同期比26.5%増)、純利益は19億5900万円(同6.1倍)と急拡大した。主力の名刺管理サービス「Sansan」や請求書管理サービス「Bill One」が伸長。人件費率や広告宣伝費率が前年同期比で低下したことや、前年同期に発生した本社移転関連費用がなくなったことも寄与した。これを評価する形で買いを呼び込んだ。
■東洋エンジニアリング <6330> 7,370円 +1,000 円 (+15.7%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率7位
東洋エンジニアリング<6330>が3日連続のストップ高に買われたほか、第一稀元素化学工業<4082>も3日連続で値幅制限いっぱいに買われ、こちらは直近6営業日で5回ストップ高を演じるという、ファンダメンタルズから離れたモメンタム相場の極みとなっている。また、エンビプロ・ホールディングス<5698>、アサカ理研<5724>、岡本硝子<7746>なども急速に株価水準を切り上げており、レアアース関連株への投資資金攻勢が激しくなっている。衆院解散総選挙となれば高市早苗首相の政権基盤の強化は必至とみられるが、一方で対中摩擦も強まることが予想され、中国の日本に対するレアアース輸出規制の動きが改めて懸念されるところ。今週12日にワシントンで開催されたG7や資源国などの財務相による重要鉱物に関する閣僚級会合では、有志国で連携してサプライチェーン整備を進め、対中依存度を早期に引き下げる方向で意見がまとまっている。日本は近年レアアースに関して対中依存度を引き下げ、ベトナムなどからの輸入シフトを高めるなどの対応を進めているが、それでも依然として6割を超える水準を中国から輸入している現状だ。国産レアアース開発に対する期待は大きく、これが関連株への投資資金流入の背景となっている。なお、前日にトランプ米大統領は、重要鉱物の安定的な調達に向け、「最低価格」の導入検討を進めることを命じる布告に署名したことが伝わっている。これは中国の輸出規制の動きを念頭に置いたもので、中国以外の国からの調達に際し、価格の下限を定め安定的な流通を確保する目的がある。こうした米国を中心とした国際的な動きがレアアース関連株の人気を後押ししている面もある。ただ、ファンダメンタルズからは掛け離れた株価形成になっている銘柄も多いことから、目先警戒ムードも徐々に高まっている。
■ABEJA <5574> 3,165円 +412 円 (+15.0%) 一時ストップ高 本日終値
ABEJA<5574>が急騰。独自のAIプラットフォームを使ったデジタルトランスフォーメーション(DX)導入支援ビジネスを主力とし、AIとロボティクス融合を次の成長エリアとして傾注している。足もとの業績は好調を極めており、14日取引終了後に発表した26年8月期第1四半期(25年9~11月)決算は売上高が前年同期比56%増の11億9800万円、営業利益は同2.3倍となる2億1900万円と大幅な伸びを達成しており、これを評価する形で投資資金が集中した。営業利益は第1四半期時点で対通期進捗率が約44%に達しており、増額修正への期待も膨らんでいる。
■良品計画 <7453> 3,234円 +340.5 円 (+11.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率9位
良品計画<7453>は大幅続伸。14日の取引終了後、26年8月期第1四半期(9~11月)の連結決算を発表した。売上高が2282億2700万円(前年同期比15.4%増)、営業利益が283億8300万円(同29.3%増)、最終利益が220億4700万円(同47.4%増)だった。四半期ベースでの過去最高業績となっており、好業績を評価した買いが集まった。9~11月期は国内事業、海外事業ともに増収増益を達成した。国内事業は10月中旬以降におけるEC販売停止によるマイナス影響があったものの、店舗数の増加や既存店売上高の拡大で補った。海外事業は東アジア、東南アジア・オセアニア、北米のいずれも業績を大きく伸ばした。また、特別利益として政策保有株式の売却益を計上し、最終利益を押し上げた。今回で政策保有株式全ての売却が完了したという。なお、同時に12月度の直営既存店とオンラインストアを合わせた東アジアの売上高は前年同月比1.3%減になったと開示した。暖冬による衣服の苦戦や値下げ幅の抑制などが響き想定を下回った。うち、中国大陸は同0.5%増となった。衣服の売り上げが振るわなかったものの、好調なヘルス&ビューティーが補った。
■S Foods <2292> 3,055円 +286 円 (+10.3%) 本日終値
S Foods<2292>が大幅続伸し昨年来高値を更新した。14日の取引終了後に26年2月期の連結業績予想について、営業利益を75億円から88億円(前期比71.1%増)へ、純利益を45億円から80億円(同3.0倍)へ上方修正したことが好感された。今期に計画をしていたアメリカのオーロラビーフ新工場の稼働開始が4月にずれ込むことで、売上高は4750億円から4680億円(同5.3%増)へ下方修正したが、国内事業が堅調に推移していることに加えて、特別利益として固定資産売却益と投資有価証券売却益を計上したことから、利益は上方修正した。同時に発表した第3四半期累計(3~11月)決算は、売上高3466億9500万円(前年同期比5.7%増)、営業利益67億8300万円(同2.1倍)、純利益68億3400万円(同4.6倍)だった。
■FPパートナー <7388> 2,345円 +215 円 (+10.1%) 本日終値
FPパートナー<7388>が急反発。14日の取引終了後に上限を35万株(自己株式を除く発行済み株数の1.50%)、または7億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間は1月15日から2月27日までで、譲渡制限付株式報酬制度により交付予定の株式を充当するほか、株主還元策及び経営環境の変化に柔軟に対応できる資本政策の推進の一環として実施する。また、同時に発表した26年11月期の単独業績予想で、売上高362億6100万円(前期比13.0%増)、営業利益33億2600万円(同11.5%増)、純利益22億2200万円(同8.8%増)と2ケタ増収増益を見込むことも好材料視された。25年5月に成立した「保険業法の一部を改正する法律」の影響を受けて、契約譲受ビジネスへの問い合わせが増加しており、今期は同事業を収益拡大の柱とする。なお、25年11月期決算は、売上高321億400万円(前の期比9.9%減)、営業利益29億8400万円(同44.0%減)、純利益20億4200万円(同47.7%減)と減収減益で着地したが、従来予想の営業利益24億5700万円は上回って着地した。
■マニー <7730> 1,605円 +116 円 (+7.8%) 本日終値
マニー<7730>が大幅高で4連騰。同社は14日の取引終了後、26年8月期第1四半期(9~11月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比2.3%増の78億2800万円、経常利益は同16.9%増の26億8600万円となった。経常利益の中間期計画に対する進捗率は約65%に上り、順調な滑り出しとなったことを評価した買いが集まった。中国規制当局による昨年10月の薬事承認をもとに「マニーダイヤバー」の販売を再開し、中国デンタル関連の業績が回復した。あわせて同社は中国市場向け眼科ナイフなどを製造する生産子会社を今年4月に設立すると発表。量産開始は28年3月を予定する。
■ベイカレント <6532> 7,203円 +435 円 (+6.4%) 本日終値
14日に決算を発表。「3-11月期(3Q累計)最終が23%増益で着地・9-11月期も13%増益」が好感された。
ベイカレント <6532> [東証P] が1月14日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。26年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結最終利益は前年同期比22.8%増の260億円に伸び、通期計画の373億円に対する進捗率は5年平均の67.5%を上回る69.8%に達した。
⇒⇒ベイカレントの詳しい業績推移表を見る
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