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【市況】【↓】日経平均 大引け| 4日ぶり反落、米ハイテク株安が重荷 (1月15日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均株価
始値  54039.40
高値  54153.61
安値  53709.87
大引け 54110.50(前日比 -230.73 、 -0.42% )

売買高  24億4526万株 (東証プライム概算)
売買代金 6兆9627億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は4日ぶり反落、米ハイテク株安が重荷に
 2.TOPIXは連日で最高値更新
 3.値上がり銘柄数は7割超
 4.グロース指数急伸し3%超高
 5.レアアース関連の急騰が続く

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比42ドル安と続落した。地政学的リスクの上昇や四半期決算を発表した銀行株が売られた。

 東京市場では、米ハイテク株安を受けてAI・半導体関連株に利益確定売りがかさんだものの、日経平均株価は下げ渋った。衆院解散・総選挙の観測を背景に先高期待は根強く、東証株価指数(TOPIX)は連日で最高値を更新した。

 前日の米国市場では、エヌビディア<NVDA>製の先端半導体に関して中国税関当局が輸入を許可しないように指示したとの報道を受けてハイテク関連株が売られ、ナスダック総合株価指数は1%安となった。この流れを東京市場は引き継ぐ格好となり、AIや半導体関連への売り圧力が高まった。一方、過去の解散・総選挙のほとんどの局面で日本株が上昇した経験則から強気ムードに変化はなく、プライム市場の値上がり銘柄数は全体の7割を超えたほか、東証グロース市場250指数は急反発し上昇率は3.6%超。投資家の物色意欲が顕在化するなか、レアアース関連の一角が連日でストップ高を演じた。この日、半導体受託生産大手である台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>が発表した25年10~12月期決算は大幅な最終増益となり、純利益の水準は市場予想を上回った。後場後半にTSMCの好決算が伝わると投資家心理にプラスに働き、朝方に一時600円を超す下げとなった日経平均は下げ幅を縮小した。

 個別では、アドバンテスト<6857>やソフトバンクグループ<9984>が値を下げ、ディスコ<6146>が軟調。ファーストリテイリング<9983>やKDDI<9433>、大成建設<1801>が株価水準を切り下げたほか、東京電力ホールディングス<9501>やJR東日本<9020>、ファナック<6954>が冴えない展開。石油資源開発<1662>や大黒天物産<2791>、TIS<3626>が下値を探り、SHIFT<3697>が続急落。ホシザキ<6465>や不二越<6474>が大幅安となった。

 半面、トヨタ自動車<7203>や三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が頑強。売買代金トップのキオクシアホールディングス<285A>が底堅く推移し、三菱重工業<7011>や任天堂<7974>、東京エレクトロン<8035>がしっかり。JX金属<5016>や良品計画<7453>が値を飛ばし、東邦亜鉛<5707>や第一稀元素化学工業<4082>、東洋エンジニアリング<6330>がストップ高となった。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、良品計画 <7453>、信越化 <4063>、豊田通商 <8015>、トヨタ <7203>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約99円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、アドテスト <6857>、ファストリ <9983>、ファナック <6954>、KDDI <9433>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約474円。

 東証33業種のうち上昇は25業種。上昇率の上位5業種は(1)銀行業、(2)輸送用機器、(3)鉄鋼、(4)卸売業、(5)非鉄金属。一方、下落率の上位5業種は(1)情報・通信業、(2)精密機器、(3)陸運業、(4)電気・ガス、(5)石油・石炭。

■個別材料株

△SFOODS <2292> [東証P]
 国内事業堅調で26年2月期利益予想を上方修正。
△キユーピー <2809> [東証P]
 26年11月期の増配見通しと自社株買い発表を好感。
△ヨシムラHD <2884> [東証P]
 通期業績上方修正で過度な警戒感後退。
△ダイナマップ <336A> [東証G]
 SUBARU <7270> の最新型アイサイトに高精度3次元地図データが採用。
△プログレス <339A> [東証G]
 第3四半期2ケタ増収増益と初配当発表を好感。
△プリモGHD <367A> [東証S]
 国内・海外とも好調で第1四半期営業利益は68%増。
△Sansan <4443> [東証P]
 9~11月期業績は市場予想を大きく上振れ。
△ベクトル <6058> [東証P]
 主要3事業好調で3~11月期営業益は80%増。
△FPパートナ <7388> [東証P]
 35万株を上限とする自社株買い発表と今期2ケタ増収増益予想を好感。
△良品計画 <7453> [東証P]
 9~11月期の営業益は29%増で四半期の過去最高業績を達成。

▼大黒天 <2791> [東証P]
 今期利益予想を下方修正。
▼SHIFT <3697> [東証P]
 採用費増で9~11月期営業減益。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)東邦鉛 <5707>、(2)ベクトル <6058>、(3)冨士ダイス <6167>、(4)稀元素 <4082>、(5)日ヒュム <5262>、(6)Sansan <4443>、(7)東洋エンジ <6330>、(8)マネフォ <3994>、(9)良品計画 <7453>、(10)ヨシムラHD <2884>。
 値下がり率上位10傑は(1)SHIFT <3697>、(2)不二越 <6474>、(3)メディアドゥ <3678>、(4)ホシザキ <6465>、(5)エスプール <2471>、(6)SBG <9984>、(7)ヒトコムHD <4433>、(8)図研 <6947>、(9)大黒天 <2791>、(10)石油資源 <1662>。

【大引け】

 日経平均は前日比230.73円(0.42%)安の5万4110.50円。TOPIXは前日比24.82(0.68%)高の3668.98。出来高は概算で24億4526万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1163、値下がり銘柄数は397となった。東証グロース250指数は732.21ポイント(25.83ポイント高)。

[2026年1月15日]


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