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【材料】ヒマラヤ---2017年8月期最終損益は黒字転換を見込む

ヒマラヤ <日足> 「株探」多機能チャートより

ヒマラヤ<7514>は3月28日、2017年8月期第2四半期(2016年9月~2017年2月)連結決算を発表。売上高が前年同期比3.9%増の355.57億円、営業損失が3.47億円(前年同期は3.09億円の損失)、経常損失2.84億円(同2.73億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は2.87億円(同3.88億円の損失)だった。

一般スポーツ用品は、年明けまで気温が平年よりも高く推移したことで冬物ウェアが低迷。サッカーや野球といったチームスポーツの主力市場の動きが弱かった。ゴルフ用品はゴルフクラブの価格競争が継続する厳しい環境だが、ゴルフウェアや雑貨の品揃え、提案を強化したのが奏功した。

スキー・スノーボード用品は、1月中旬以降の降雪と気温低下により環境が改善したものの、年末年始が暖冬・少雪となったことによる購買意識の低下から、持ち直し幅は小幅となった。アウトドア用品は、キャンプ用品が好調に推移、アウトドアウェアがタウンユース中心に堅調であった。

2017年8月期通期予想については、売上高が前期比0.2%減の719.00億円、営業利益が同40.7%減の5.83億円、経常利益が同37.0%減の6.70億円、親会社株主に帰属する当期純損益は1.60億円の黒字転換へと変更した。スポーツ用品販売業界においては、健康への意識の高まりによるスポーツ参加の動きは堅調に推移しており、3年後の2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて大きな期待が高まっている。

《TN》

 提供:フィスコ

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