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2017年03月09日15時28分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):三菱UFJ、きんでん、santec

三菱UFJ <日足> 「株探」多機能チャートより
■三菱UFJ <8306>  756.9円  +2.7 円 (+0.4%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が高い。米2月ADP雇用統計が好調だったことなどを受け、8日のニューヨーク債券市場で10年物国債利回りは、一時2.58%と16年12月中旬以来、2カ月半ぶりの水準に上昇した。長期金利上昇は、銀行には利ザヤ拡大につながるとの観測から、米シティグループなど銀行株が上昇。これを受け、東京市場でも三菱UFJなどが買い優勢となった。

■きんでん <1944>  1,561円  +2 円 (+0.1%)  本日終値
 きんでん<1944>が9日続伸で昨年来高値を更新。同社はきょう、18年3月期を初年度とする4カ年の中期経営計画を発表した。21年3月期を最終年度とする今回の計画では、総合設備業としての3本柱(一般電気・環境関連・情報通信)の強化・連携などを図り、売上高は5300億円(17年3月期計画4600億円)、営業利益は390億円(同330億円)を目指すとしている。

■バロック <3548>  1,378円  -94 円 (-6.4%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 バロックジャパンリミテッド<3548>が急落。8日の取引終了後、17年1月期の連結業績予想の修正を発表し、売上高を728億4300万円から694億9300万円(前期比1.1%増)へ、営業利益を61億4600万円から53億6800万円(同10.5%減)へ、最終利益を44億2400万円から35億700万円(同16.9%減)へ下方修正したことが嫌気された。国内におけるECチャネル売り上げと海外売り上げは順調に推移した。一方、国内既存店で天候不順による売れ筋商品の偏りで欠品が生じたことや、積極的にプロパー(定価)販売を展開したものの低価格志向の強い消費者の需要を喚起できなかったことなどが響くとしている。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,100.5円  -13.5 円 (-1.2%)  本日終値
 国際石油開発帝石<1605>、JXホールディングス<5020>など原油関連株の一角が全体相場に逆行して売り優勢となった。前日のNY原油先物市況が急落、WTI原油価格は終値で前日比2ドル86セント安の1バレル=50ドル28セントと昨年12月15日以来、約3カ月ぶりの安値水準に沈んでいる。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間の石油在庫が市場コンセンサスを大幅に上回り、在庫水準は1982年以降最大に膨らんだことが背景。前日の米株市場ではシェブロンやエクソンモービルの株価が売られており、この流れが東京市場にも波及している。

■大陽日酸 <4091>  1,389円  -9 円 (-0.6%)  本日終値
 大陽日酸<4091>が4日続落。8日の取引終了後、18年3月期を初年度とする4カ年の中期経営計画を発表したが、市場の反応は薄い。21年3月期を最終年度とする今回の計画では、積極的な設備投資やM&Aなどを行い、売上収益8000億円(17年3月期計画5800億円)、コア営業利益760億円(同540億円)を目指すとしている。

■サンデンHD <6444>  377円  -2 円 (-0.5%)  本日終値
 9日朝、サンデンホールディングス <6444> が17年3月期の連結最終損益を従来予想の30億円の赤字→108億円の赤字に下方修正、赤字幅が拡大する見通しとなったことが売り材料視された。欧州での自動車用空調システムの取引に関して、EU競争法に違反する行為を行ったとして、欧州委員会から約78億円の課徴金支払い決定通知を受けた。17年3月期に同額を特別損失に計上することが下方修正の要因。

■santec <6777>  862円  +150 円 (+21.1%) ストップ高   本日終値
 santec<6777>がストップ高。同社は8日、性能・機能を一新させた第7世代となる高性能・高速波長可変レーザーを開発したことを発表、これを手掛かり材料に投機資金が流入した。レーザー共振器と制御回路を完全に新設計することで、従来比2倍の高速性、1.5倍の広帯域スキャンが可能となり、かつ狭スペクトル線幅と低ノイズ化を実現している。受注開始日は7月1日としており、来期業績への寄与を期待した買いを引き寄せた。

■免疫生物研究所 <4570>  945円  +150 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値
 免疫生物研究所<4570>はストップ高。8日夜のテレビ朝日系報道番組「報道ステーション」が、新しい万能細胞として「Muse細胞」があると伝えたことを受けて、Muse細胞を用いた再生医療事業に関してClio(1月1日付で生命科学インスティテュートに吸収合併)と共同研究を実施している同社への関心が高まっているようだ。

■ダイケン <5900>  1,148円  +150 円 (+15.0%) ストップ高   本日終値
 ダイケン<5900>が連日の急騰で昨年来高値。前日一時、ストップ高に買われたのに続き、この日も値幅制限いっぱいまで値を上げた。ネット通販市場の急拡大で、荷物を運送する宅配便の現場が疲弊している問題で、再配送による負担を軽減する対策として不在にしていても荷物を受け取れる「宅配ボックス」が注目されている。同社は、マンションや戸建て向けの宅配ボックスを手掛けていることから買いが集まった。同じく宅配ボックスを手掛けるアルファ<3434>は8日続伸で昨年来高値となった。

■PALTEK <7587>  833円  +83 円 (+11.1%)  本日終値
 PALTEK<7587>が急伸。同社は半導体商社で設計支援サービスにも展開、ASIC(特定用途向け半導体)で高実績を持つ。組み込みソフトでは、時流を反映したFPGAなどの先端商品の開発にも注力している。東京五輪に向けた8K/4K映像機器の開発ニーズが高まるなか、これに絡む映像機器開発プラットフォームを開発したほか、米半導体大手ザイリンクスの最新FPGA搭載プラットフォームの開発発表を受け業容拡大期待に火がついている。FPGAは、搭載した集積回路の設定を後から自由に変更することが可能な半導体で、高速化にも貢献し、人工知能(AI)を核としたIT革命のキーデバイスとみられており、同社はその関連有力株に位置づけられている。

●ストップ高銘柄
 太洋工業 <6663>  1,079円  +300 円 (+38.5%) ストップ高   本日終値
 シンデン・ハイテックス <3131>  2,081円  +400 円 (+23.8%) ストップ高   本日終値
 フジタコーポレーション <3370>  1,078円  +150 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値
 オンコリス <4588>  1,121円  +150 円 (+15.5%) ストップ高   本日終値
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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