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【市況】東京株式(前引け)=模様眺めムード、円安一服で売り優勢

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 6日前引けの日経平均株価は前週末比98円70銭安の1万9370円47銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は6億6293万株、売買代金概算は7980億5000万円。値上がり銘柄数は906、対して値下がり銘柄数は911、変わらずは181銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前週末の米国株市場でNYダウやナスダック指数など主要指数が反発したものの上値が重かったことや、足もと為替市場で円高含みに推移していることで、主力株中心に買い手控え感が強かった。3月14~15日のFOMCでFRBが利上げに動くとの観測が一段と強まっているが、米長期金利が伸び悩んでいることから大手銀行をはじめ金融株も売りに押され、全般買い手控え感を助長している。下値を売り込むような動きも見られない一方、国内外の機関投資家にポジション調整の売りが継続しているとの見方が出るなかで、押し目買い意欲も限定的だ。売買代金は8000億円を下回るなど閑散商状にある。

 個別では三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが軟調、ファーストリテイリング<9983>も値を下げた。ヤマトホールディングス<9064>、三越伊勢丹ホールディングス<3099>なども安い。UACJ<5741>が大きく売られ、ソフトブレーン<4779>も利食われた。SUMCO<3436>の下げも目立つ。半面、任天堂<7974>が大商いで逆行高、新日鉄住金<5401>も買い優勢。リンクアンドモチベーション<2170>が物色人気となり、KLab<3656>、コロプラ<3668>なども上昇した。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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