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2017年03月02日11時45分

【経済】馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術(5)チャートを制するトレーダーへの第一歩

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

皆さま、こんにちは。フィスコリサーチレポーターの馬渕磨理子です。

『馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術』と題して、私が普段のトレードで使っている分析ツール「トレードステーション」について、その活用方法を、様々な投資情報も交えながらお話しする連載の第5回目です。どうぞよろしくお願いします。

連載第5回は、チャート分析の活用(入門)についてです。

●チャートを制する者が、相場を制する!

株価分析の際に必ず私がチェックするものは、チャート分析です。前回の連載では、銘柄一覧であるレーダースクリーンについてお話ししました。今回は「チャート分析」について詳しくお話しします。チャート分析の際に、理解しておくと有効なテクニカル指標はたくさんあります。また、テクニカル指標をいくつか組み合わせて使うと、より分析精度が上がるケースもあります。今回は初心者向けの使いやすい組み合わせをご紹介します。

●リーマンショックの株価の値動きを「分足」で遡れる過去データの豊富さ

マネックス証券のトレードステーションのチャート分析ツールを利用した時に、まず驚いたことは、過去データが最大25年分あるということです。ティック足で最大6カ月、分足では最大9年分を表示できます。つまり、2008年から09年に発生したリーマンショック時の株価の値動きが「分足」レベルで遡って分析できるのです!これは今までにない分析ツールです。トレードステーションの分析ツールと出会えたことに、私は驚きとともに、感動を覚えています。リーマンショック時の株価を分足で見てみると、世界中が混乱するほど予想外のことが起こった際に株価がどう動くのか、とても勉強になります。日経平均が連日で1000円近く下落してスタートするような、背筋が凍るチャートですが、トレーダーであれば目に焼き付けておくべきものだと思います。

●テクニカル指標の豊富さ

トレードステーションのチャート分析には、200種類以上の圧倒的な数の指標が内蔵されており、複数のテクニカル指標が表示可能ですので、様々なトレーダーの立場になって作られていると実感します。

●RSIとボリンジャーバンド(初心者でも使いやすい組み合わせ)

私は、メインのチャート分析でボリンジャーバンドを使う際に、下の段に並べて表示するテクニカル指標では必ずRSIを使います。この2つは非常に相性が良いテクニカル指標と考えています。RSIの見方は、通常RSIが70%(80%)以上であれば買われすぎで、逆にRSIが30%(20%)以下であれば売られ過ぎであると判断されます。例えば、RSIが30%以下で売られすぎのサインが出ている時に、ボリンジャーバンドが-2σに到達している事を同時に確認することで、相場の反転を予測することができます。そもそもボリンジャーバンドは、±2σ内に値動きが収まる確率は95.5%だと言われています。そのため、「逆張り」による投資のタイミングを計るための王道的なテクニカル指標だと私は考えています。RSIなどのオシレーター系の指標と組み合わせると精度がより高まるでしょう。一方、ボリンジャーバンドは、トレンドフォロー型の「順張り」としても使えます。強いトレンドが発生している時は、主に±1σと±2σの間で推移してトレンドが起こっている事が多いです。ボリンジャーバンドを活用する際は、相場が「ボックス相場」なのか「トレンド相場」なのかを見極めることが重要です。

●テクニカル指標をたくさん並べて表示できる

トレードステーションでは、上で述べたボリンジャーバンド以外にも、移動平均線や一目均衡表などを重ねて表示することができます。また、下の段に何段にも分けて、RSI、出来高、ボリュームレシオなど自分の使いやすいテクニカル指標を複数表示することができます。表示期間も自由自在です。通常、表示できるチャート枚数やテクニカル指標は数に限りがあるツールがほとんどですが、トレードステーションには制限がないのがすごいところです。

●自分に馴染むテイストにアレンジできる!

銘柄のチャートやテクニカル指標の色や太さ、また、チャートの背景なども全て自分好みのものにアレンジできます。チャートは長時間向き合う画面ですので、自分に馴染む色や文字のテイストに変更できることは細部にわたって嬉しい機能ですね。私は黒の背景が落ち着くので好きですが、そうすると、移動平均線など分析テクニカルは見えにくくなりますので、線を太くするカスタマイズをしています。皆さまも自分だけのチャート仕様にアレンジしてみて下さいね。とても楽しいですよ。

●目からうろこのシンボルリンク機能

今回の「チャート分析」、前回の連載の「レーダースクリーン」、そして今後お話ししていく様々なツール画面は【シンボルリンク】という機能を利用することで、画面の連携ができます。レーダースクリーン上で選択した銘柄と【シンボルリンク】したチャートが瞬時に切りかわることで、分析がスムーズに行えます。銘柄表とチャートがリンクしていないことで、いつも煩わしさを感じている私は、現在はストレスフリーで分析ができています。

次回はチャート分析の応用版をお届けします。比較チャートを使った分析など、プロトレーダーにも喜ばれる機能が初心者でも手軽に使えますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

※「馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術」は、米国TradeStation Groupが開発したトレーディングツール「トレードステーション」の日本語版(マネックス証券が提供)を馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしたものです。開発会社や日本語版提供会社との見解とは異なる場合があります。

(フィスコリサーチレポーター 馬渕磨理子)

《FA》

 提供:フィスコ

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