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【市況】23日の香港市場概況:ハンセン0.4%安と反落、中国自動車セクターさえない


23日の香港市場は小幅に値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比87.10ポイント(0.36%)安の24114.86ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が16.05ポイント(0.15%)安の10521.53ポイントとそろって反落した。売買代金は818億3600万香港ドルに縮小している(22日は925億3500万香港ドル)。

買い手控えムードが漂う。主要企業の決算発表がこれから本格化するため、業績内容を見極めたいとするスタンスが強まった。ハンセン指数が直近で1年半ぶりの高値水準を切り上げるなか、戻り待ちの売りも散見される。ただ、大きく売り込む動きはみられない。昨夜のNY株高、中国本土の政策期待などが相場を下支えしている。本土マネーの流入もプラスだ。上海・香港間の相互株取引では、香港株の買い越しが昨日、今年最大を記録。今月に入り香港株の買い入れが急増している。

ハンセン指数の構成銘柄では、米菓・飲料メーカーの中国旺旺HD(151/HK)が4.9%安、石油グループ大手の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が1.6%安、発電の華潤電力HD(836/HK)が1.5%安と下げが目立った。

中国自動車セクターもさえない。広州汽車集団(2238/HK)が2.8%、華晨中国汽車HD(ブリリアンス・チャイナ:1114/HK)が2.5%、長城汽車(2333/HK)が1.4%、東風汽車集団(489/HK)が1.3%ずつ下落した。

鉄鋼や非鉄、セメントの素材セクターも一角が売られる。鞍鋼(347/HK)が3.8%安、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が3.3%安、江西銅業(358/HK)が2.5%安、中国建材(3323/HK)が1.1%安で引けた。


【亜州IR】

《SK》

 提供:フィスコ

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