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2017年02月20日05時30分

【注目】前週末17日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

シャープ <日足> 「株探」多機能チャートより

■シャープ <6753>  331円 (+9円、+2.8%)

 シャープ <6753> が4日ぶり反発。同社は17日寄り付き前、17年3月期の連結業績予想の修正を発表。営業損益を373億円から474億円(前期1619億6700万円の赤字)へ、最終損益を372億円の赤字から271億円の赤字(同2559億7200万円の赤字)へそれぞれ上方修正した。売上高は2兆500億円(前期比16.7%減)で据え置いたものの、損益の改善を評価する買いを呼び込んだ。原材料購入に関する契約内容を変更したことで、買付契約引当金が減少し、売上原価が減少する見込みとなったことが背景。同社は台湾・鴻海精密工業傘下で経営再建を進めているが、足もとの収益は改善傾向にあることが確認されている。

■山一電機 <6941>  1,504円 (+39円、+2.7%)

 山一電機 <6941> が3連騰で2006年4月以来約11年ぶりの高値圏に浮上した。スーパーサイクル突入ともいわれる好調な半導体需要を背景に、IC基板装置や検査装置に使うバーンインソケットで断トツの世界シェアを誇る同社にも強力な追い風が吹いている。17年3月期の連結最終利益は従来予想の17億8000万円から20億円(同39.0%増)へ大幅上方修正している。発行株数2300万株と小型で浮動株比率も低いが、流動性に富んでおりファンド系資金とみられる継続的な買いも観測される。また、直近話題を集めている「ひふみ投信」の組み入れ上位銘柄にも入っていることで、個人投資家など短期筋の買いも誘ったようだ。

■福井コン <9790>  2,872円 (+56円、+2.0%)

 福井コンピュータホールディングス <9790> が反発。16日の取引終了後、子会社福井コンピュータドットコムが、バーチャルリアリティー(仮想現実、以下VR)技術を活用して、圧倒的な没入感でマンション完成イメージが体感できる「マンションVRシステム」を4月に正式リリースすると発表したことが買い材料視された。同システムは、「検討するタイプのモデルルームがない」「希望階の眺望イメージがよく分からない」などのモデルルーム利用者の要望に対し、「リアル」のモデルルームでは訴求しづらい部分を「バーチャル」のVRシステムで補完するのが狙い。フル3Dのバーチャル空間を見回すだけではなく、ユーザーの目線で自由に歩き回ったり、手をかざしたり座ったりするなどして、その場にいるかのような圧倒的な「没入感」を得ることができるとしている。なお、正式リリースに先駆けて東京建物 <8804> が手掛けた「ブリリアタワー八王子」にシステムを導入し、2月から試験運用を開始しているという。

■ブイ・テクノロジー <7717>  17,170円 (+280円、+1.7%)

 ブイ・テクノロジー <7717> が全体相場に逆行、4日ぶりに反発に転じた。同社は液晶や有機EL向け製造装置を手掛けるが、特にここ市場が急拡大の兆しにある有機EL関連の設備投資需要を捉えている。有機EL分野は関連各企業の成長ドライバーとなっているが、同社の場合は蒸着プロセスで必須商品であるファイン・ハイブリッド・マスク(FHM)を手掛けていることで収益拡大への期待が強い。現在、中国メーカーと交渉中の製造装置について一括請負に成功した場合は500億円規模の売り上げが見込めることを会社側も認めており、業績変貌の可能性が高いとみられている。直近は利益確定売りに押されていたが、1万7000円を割り込んだ水準では買い板が厚い。

■高松グループ <1762>  2,648円 (+36円、+1.4%)

 高松コンストラクショングループ <1762> が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は16日、同社株のレーティングの「バイ」を継続するとともに、目標株価を3400円から3600円に引き上げた。子会社の高松建設の賃貸マンションなど建築事業が好調なほか、青木あすなろ建設 <1865> も堅調。17年3月期の連結営業利益は会社予想110億円に対し125億円(前期比20%増)の増額を予想しているほか、18年3月期は同137億円への増益を見込んでいる。

■オリックス <8591>  1,761円 (+18.5円、+1.1%)

 オリックス <8591> が上伸。16日の取引終了後、自社株買いの取得期間を5月15日まで延長すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。10月26日に発表した今回の自社株買いでは、上限を3900万株(発行済み株数の2.97%)、または500億円を上限としており、当初の取得期間は3月31日までだった。なお、1月31日現在で169万1600株を取得しており、取得価額の総額は26億776万円に上っている。

■ラウンドワン <4680>  884円 (+9円、+1.0%)

 ラウンドワン <4680> が3日続伸で昨年来高値を更新。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が16日付で目標株価を1440円から1200円へ引き下げたが、時価とのカイ離がまだ大きいことに加えて、投資判断「オーバーウエイト」を継続していることが好材料視されたようだ。同証券によると目標株価の引き下げは、国内既存店売上高の伸び率の調整から、17年3月期の営業利益予想を74億円から68億円へ、18年3月期を同108億円から99億円へ引き下げたことが要因。ただ、17年3月期以降、新たな収益拡大局面に入るというエクイティストーリーは変わらずで、また株価に十分に織り込まれてはいないと指摘している。

■任天堂 <7974>  23,355円 (+235円、+1.0%)

 任天堂 <7974> が続伸。17日から「ポケモンGO」において、チコリータやヒノアラシ、ワニノコなど「ポケットモンスター 金・銀」の舞台である「ジョウト地方」のポケモンたちが新たに80種類以上登場する大幅アップデートが行われたことから、改めて注目を集めたようだ。また、これに関連しては、大阪でポケモン体験型施設「ポケモンEXPOジム」を運営しているサノヤスホールディングス <7022> などにも物色人気が波及した。

※17日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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