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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):JR九州、ニコン、東芝

JR九州 <日足> 「株探」多機能チャートより
■JR九州 <9142>  3,315円  +5 円 (+0.2%)  本日終値
 九州旅客鉄道<9142>が5日続伸し、連日の上場来高値を更新した。8日に17年3月通期予想の営業利益を従来予想518億円から544億円(前期比2.6倍)に増額修正したことから、買い人気が膨らんでいる。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は13日、同社株の目標株価を3040円から3420円に引き上げた。レーティングは「ニュートラル」としている。株式市場全体の上昇に加え、博多の駅ビルが好調なことなどを評価。業績は長期的な安定成長が見込め、株主還元余力もあることから「ディフェンシブ性を兼ね備えた配当利回り株」と評価している。

■ニコン <7731>  1,608円  -275 円 (-14.6%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 ニコン<7731>は5日ぶり急反落。同社は13日取引終了後、17年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を8000億円から7500億円(前期比8.5%減)へ、営業利益を490億円から440億円(同38.8%増)へ、最終損益を60億円の赤字から90億円の赤字(前期182億5400万円の黒字)へ修正した。FPD露光装置の販売が引き続き好調に推移している一方、デジタルカメラ関連製品や産業機器市場の減速の影響が売上高・営業利益を押し下げた。また、構造改革関連費用を積み増したことも最終損益を悪化させた。なお、第4四半期以降の為替レートは、1ドル=110円、1ユーロ=120円を前提としているという。同時に発表した第3四半期累計(16年4~12月)決算は、売上高5658億9300万円(前年同期比8.2%減)、営業利益421億8200万円(同67.1%増)、最終損益8億3100万円の赤字(前年同期187億900万円の黒字)だった。

■ワールドHD <2429>  1,835円  -302 円 (-14.1%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 13日に決算を発表。「今期経常は19%減益、前期配当増額も今期減配」が嫌気された。ワールドホールディングス <2429> が2月13日大引け後(16:00)に決算を発表。16年12月期の連結経常利益は前の期比42.3%増の73億円に拡大したが、17年12月期は前期比18.8%減の59.3億円に減る見通しとなった。同時に、前期の年間配当を68.5円→75.3円(前の期は45.7円)に増額し、今期は前期比12.1円減の63.2円に減配する方針とした。
  ⇒⇒ワールドHDの詳しい業績推移表を見る

■イグニス <3689>  4,870円  -610 円 (-11.1%)  本日終値
 13日に決算を発表。「10-12月期(1Q)経常は66%減益で着地」が嫌気された。イグニス <3689> [東証M] が2月13日大引け後(15:00)に決算を発表。17年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比66.4%減の1.3億円に大きく落ち込んだ。
  ⇒⇒イグニスの詳しい業績推移表を見る

■アシックス <7936>  1,950円  -226 円 (-10.4%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 13日に決算を発表。「今期経常は10%減益へ」が嫌気された。アシックス <7936> が2月13日大引け後(15:00)に決算を発表。16年12月期の連結経常利益は前の期比3.9%増の234億円に伸びたが、17年12月期は前期比10.3%減の210億円に減る見通しとなった。
  ⇒⇒アシックスの詳しい業績推移表を見る

■ネクスト <2120>  724円  -78 円 (-9.7%)  本日終値  東証1部 下落率5位
 13日に決算を発表。「10-12月期(3Q)税引き前は50%減益」が嫌気された。ネクスト <2120> が2月13日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比3.6%増の30.6億円に伸びた。
  ⇒⇒ネクストの詳しい業績推移表を見る

■東芝 <6502>  229.8円  -20 円 (-8.0%)  本日終値  東証1部 下落率7位
 東芝<6502>が売り優勢の展開。米原発事業で巨額の減損損失計上の見通しにあることから市場の関心を集めている。きょう前場取引終了後、12時に16年4~12月期の決算発表と17年3月期業績見通しを開示する予定で、その内容を見極めたいとの思惑を背景に買いが手控えられている状況だ。債務超過に陥る懸念が報じられるなか、継続疑義の注記も記載される可能性が高いとみられる。目先、株価的にはネガティブだが、事前に織り込まれている部分もあり前場・後場を通じての値動きが注目される。

■ブイ・テクノロジー <7717>  17,330円  -1,340 円 (-7.2%)  本日終値  東証1部 下落率9位
 ブイ・テクノロジー<7717>は反落。同社は13日取引終了後、17年3月期の連結業績予想の修正を発表。営業利益を40億円から50億円(前期比93.9%増)へ、最終利益を19億円から24億円(同2.4倍)へそれぞれ上方修正した。大規模なフラット・パネル・ディスプレイ関連の設備投資需要を取り込み、コスト低減努力も発現し利益改善に貢献することで、通期の利益見通しは会社側想定を上回る。ただ、同社の業績予想の増額は足もとの株価上昇で織り込まれており、いったん利益を確定する動きが優勢となった。

■パイオニア <6773>  241円  -17 円 (-6.6%)  本日終値
 13日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が22%減益で着地・10-12月期は赤字転落」が嫌気された。パイオニア <6773> が2月13日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比21.8%減の18.5億円に減り、通期計画の70億円に対する進捗率は26.5%にとどまり、さらに前年同期の32.7%も下回った。
  ⇒⇒パイオニアの詳しい業績推移表を見る

■星光PMC <4963>  1,168円  -72 円 (-5.8%)  本日終値
 13日に決算を発表。「今期経常は15%減益へ」が嫌気された。星光PMC <4963> が2月13日大引け後(16:00)に決算を発表。16年12月期の連結経常利益は前の期比73.3%増の23.1億円に拡大したが、17年12月期は前期比15.3%減の19.6億円に減る見通しとなった。
  ⇒⇒星光PMCの詳しい業績推移表を見る

●ストップ高銘柄
 ぱど <4833>  366円  +80 円 (+28.0%) ストップ高   本日終値
 創健社 <7413>  249円  +50 円 (+25.1%) ストップ高   本日終値
 U-NEXT <9418>  892円  +150 円 (+20.2%) ストップ高   本日終値
 アミタホールディングス <2195>  733円  +100 円 (+15.8%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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