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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):日農薬、ノーリツ、サトーHD

日農薬 <日足> 「株探」多機能チャートより
■日本農薬 <4997>  662円  +38 円 (+6.1%)  本日終値
 日本農薬<4997>が急伸。同社はきょう午後2時に、17年9月期第1四半期(16年10~12月)の連結決算を発表。営業損益は3億8800万円の赤字となり、前年同期(10億3500万円の赤字)から赤字幅が縮小した。売上高は128億1700万円(前年同期比72.0%増)で着地。持ち分法適用会社であったブラジルの農薬製造販売会社を前年末に連結子会社化したことなどが寄与した。なお、上半期および通期の業績見通しは従来計画を据え置いている。

■東亜建設工業 <1885>  1,953円  +112 円 (+6.1%)  本日終値
 13日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常は40%減益・通期計画を超過」が好感された。東亜建設工業 <1885> が2月13日大引け後(16:00)に決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比40.0%減の57.8億円に落ち込んだが、通期計画の27億円に対する進捗率が214.1%とすでに上回り、さらに前年同期の90.8%も超えた。
  ⇒⇒東亜建設工業の詳しい業績推移表を見る

■ノーリツ <5943>  2,087円  +90 円 (+4.5%)  本日終値
 13日、ノーリツ <5943> が決算を発表。16年12月期の連結経常利益は前の期比55.4%増の93.4億円に拡大し、従来予想の77億円を上回って着地。続く17年12月期も前期比9.2%増の102億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。前期上振れは売上が想定以上に伸びたことに加え、円安で為替差損が縮小したことが背景。今期は国内で主力のガス風呂釜の販売が増加するうえ、海外でも中国や北米を中心に収益を伸ばし、増収増益を確保する。

■サトーホールディングス <6287>  2,539円  +94 円 (+3.8%)  本日終値
 サトーホールディングス<6287>が続伸。同社はきょう、焼却時の二酸化炭素の発生を抑える技術「エコナノ」が、味の素<2802>の「鍋キューブ」外袋に採用されたことを明らかにした。「エコナノ」は、ナノテクノロジーにより焼却時に発生する炭素分を灰として残すことで二酸化炭素を抑える技術で、同社グループのサトーグリーンエンジニアリングが開発・販売を行っている。

■Jトラスト <8508>  1,317円  +34 円 (+2.7%)  本日終値
 13日、Jトラスト <8508> [東証2] が決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益が30億円の黒字(前年同期は15.2億円の赤字)に浮上したことが買い材料視された。韓国の銀行業務で新規貸付残高が増加したほか、投資事業で株式売却益やデリバティブ評価益を計上したことが収益を押し上げた。通期計画の26.9億円を既に11.7%も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。併せて、設立40周年記念優待を実施すると発表したことも支援材料となった。17年3月末時点で300株以上を保有する株主を対象に、5000ポイント分の楽天ポイントギフトコードを贈呈する。

■ケネディクス <4321>  446円  +10 円 (+2.3%)  本日終値
 13日、ケネディクス <4321> が発行済み株式数(自社株を除く)の4.8%にあたる1200万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は2月14日から4月28日まで。

■プレス工業 <7246>  549円  +8 円 (+1.5%)  本日終値
 プレス工業<7246>が上伸。ドイツ証券は13日、同社株のレーティングを「ホールド」から「バイ」へ引き上げた。目標株価は430円から630円に見直した。主要事業環境の好転の兆しを評価。中国建機部品は回復局面を待つ段階にあるほか、タイのピックアップトラックを含む商用車も緩やかに回復すると予想。同証券では17年3月期の連結営業利益は会社計画の74億円に対し82億円と予想。19年3月期は同93億円を見込んでいる。

■住友金属鉱山 <5713>  1,641円  +9 円 (+0.6%)  本日終値
 住友金属鉱山<5713>が4日続伸と上値追い態勢を強めたほか、三菱マテリアル<5711>、DOWAホールディングス<5714>も上昇基調を継続。昨年10月末以降、銅の国際価格の上昇が顕著となっている。中国の景気減速懸念の後退などを背景に前日時点でLMEの銅価格は1トン当たり6200ドルに乗せる場面があり、約1年8カ月ぶりの高値水準に達した。銅市況の上昇が収益メリットにつながる非鉄株セクターに物色資金が集まっている。

■東京エレクトロン <8035>  11,660円  +55 円 (+0.5%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>が3日続伸。半導体市況の好調を背景に、同社が手掛けるエッチング装置などの半導体装置関連需要が旺盛で収益を牽引している。SMBC日興証券が13日付で同社株の投資評価を「1」継続で目標株価を1万2400円から1万4500円に引き上げており、これが物色人気を増幅させている。同証券では、想定を上回る好調な受注などを背景に従来の業績予想を増額している。そのなか、18年3月期の業績予想については営業利益段階で従来予想の1650億円から2050億円(今期推定比44.4%増)へ大幅に上乗せしている。

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