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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ファンケル、フォスター、ヤマトHD

フォスター <日足> 「株探」多機能チャートより
■ファンケル <4921>  1,558円  -141 円 (-8.3%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 ファンケル<4921>が大幅続落。30日の取引終了後、17年3月期第3四半期累計(16年4~12月)の連結決算を発表。売上高は716億7400万円(前年同期比5.4%増)、営業損益は4億4000万円の赤字(前年同期13億8200万円の黒字)、最終利益は40億100万円(前年同期比4.3倍)と、営業赤字が続いていることが嫌気された。前期に引き続き積極的な広告投資を行ったことで全体の売上高は増加した。一方で、マーケティング費用を増加させたことから営業赤字を余儀なくされた。なお、通期業績予想は従来見通しを据え置き、売上高990億円(前期比9.0%増)、営業利益30億円(同2.5倍)、最終利益62億円を見込んでいる。

■日本トリム <6788>  4,030円  -315 円 (-7.3%)  本日終値  東証1部 下落率8位
 30日に決算を発表。「今期経常を一転8%減益に下方修正」が嫌気された。日本トリム <6788> が1月30日大引け後(15:30)に決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比1.5%減の23億円となった。併せて、通期の同利益を従来予想の35.5億円→30億円(前期は32.5億円)に15.5%下方修正し、一転して7.9%減益見通しとなった。
  ⇒⇒日本トリムの詳しい業績推移表を見る

■フォスター電機 <6794>  1,771円  -137 円 (-7.2%)  本日終値
 30日、フォスター電機 <6794> が17年3月期の連結経常利益を従来予想の40億円→25億円に37.5%下方修正。減益率が63.1%減→77.0%減に拡大する見通しとなったことが売り材料視された。スマートフォン市場の成長が想定より鈍く、主力のスマートフォン向けヘッドセットの受注が計画を下回ることが響く。なお、足元の円安進行を受けて、第4半期(1-3月)の前提為替レートを1ドル=100円→110円に見直した。

■UKCホールディングス <3156>  2,195円  -160 円 (-6.8%)  本日終値
 30日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が46%減益で着地・10-12月期も14%減益」が嫌気された。UKCホールディングス <3156> が1月30日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比46.3%減の24.2億円に落ち込み、通期計画の43億円に対する進捗率は56.3%にとどまり、5年平均の75.7%も下回った。
  ⇒⇒UKCホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■ヤマトホールディングス <9064>  2,279.5円  -144.5 円 (-6.0%)  本日終値
 ヤマトホールディングス<9064>が大幅反落。30日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想について、営業利益を650億円から580億円(前期比15.4%減)へ、純利益を390億円から340億円(同13.8%減)へ下方修正したことが嫌気されている。売上高は従来予想の1兆4600億円(同3.1%増)を据え置いているものの、労働力が不足するなか、外部委託コストなどが増えていることなどが利益を押し下げるとしている。第3四半期累計(16年4~12月)決算は、売上高1兆1181億4300万円(前年同期比3.1%増)、営業利益580億6300万円(同6.5%減)、純利益357億1900万円(同6.3%減)だった。「宅急便コンパクト」や「ネコポス」など小さな荷物をリーズナブルな料金で手軽に遅れるサービスが好調で、宅急便の取扱個数は前年同期比8.3%増の14億3700万個と拡大した。一方で外部への配達委託などのコストが増加し、減益を余儀なくされた。また同時に、上限を530万株(発行済み株数の1.33%)、または100億円を上限とする自社株買いを発表したが、これに対する市場の反応は限定的のようだ。取得期間は1月31日から4月30日まで。株主価値向上のため、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策として実施するとしている。

■中電工 <1941>  2,400円  -128 円 (-5.1%)  本日終値
 30日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が27%減益で着地・10-12月期も20%減益」が嫌気された。中電工 <1941> が1月30日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比27.4%減の75.9億円に減り、通期計画の116億円に対する進捗率は65.5%にとどまったものの、5年平均の60.8%を上回った。
  ⇒⇒中電工の詳しい業績推移表を見る

■エムスリー <2413>  3,030円  -160 円 (-5.0%)  本日終値
 エムスリー<2413>が急落。ソニー<6758>は30日取引終了後、保有するエムスリーのうち1730万2700株をゴールドマン・サックス証券に譲渡すると発表した。これを受け、エムスリー株には需給悪化を警戒する売りが膨らんでいる。ソニーは同日、映画分野の営業権に関して1121億円の減損を計上することを明らかにしており、当期損益の改善と財務基盤の強化を目的にエムスリー株を譲渡する。ソニーは今3月期の第4四半期(17年1~3月)に約370億円の譲渡益を営業利益として計上する見込みだ。ソニーのエムスリー株に対する所有割合は39.34%から34.0%に低下するが、譲渡後もエムスリーはソニーの持分法適用会社となる。

■日立建機 <6305>  2,603円  -127 円 (-4.7%)  本日終値
 日立建機<6305>が大幅続落。同社が30日発表した第3四半期(16年10~12月)の連結営業利益は約50億円と市場予想(60億~70億円)を下回った。収益性の高い部品などの販売数量が下振れしたことが、業績伸び悩みの要因とみられている。この業績発表に対して、市場には「ネガティブ」との反応が出ている。為替の円安が進行するなか、業績が予想に達しなかったことから、第4四半期(17年1~3月)の業績改善にも慎重な見方が出ている。

■オリエンタルランド <4661>  6,187円  -204 円 (-3.2%)  本日終値
 オリエンタルランド<4661>が急反落。30日の取引終了後、17年3月期第3四半期累計(16年4~12月)の連結決算を発表。売上高は3605億6800万円(前年同期比1.7%増)、営業利益は921億800万円(同横ばい)、最終利益は653億1900万円(同3.2%増)で着地したが、10~12月の営業利益は388億3900万円(同2.9%減)だったことが嫌気された。上半期の悪天候に加え、「ディズニー・ハロウィーン」が2年目となったことなどによりテーマパーク入園者数は減少したものの、チケット価格改定に伴いゲスト1人当たり売上高が増加したことで増収に繋がった。また、東京ディズニーシー15周年関連費用や人件費などが増加したが、ホテルやイクスピアリが好調で累計の営業利益は前年同期水準に落ち着いた。なお、通期業績予想は従来見通しを据え置き、売上高4799億円(前期比3.1%増)、営業利益1091億1000万円(同1.6%増)、最終利益768億7000万円(同4.0%増)を見込んでいる。

●ストップ高銘柄
 東京コスモス電機 <6772>  184円  +50 円 (+37.3%) ストップ高   本日終値
 Jストリーム <4308>  669円  +100 円 (+17.6%) ストップ高   本日終値
 ジーエルサイエンス <7705>  1,145円  +150 円 (+15.1%) ストップ高   本日終値
 ヤスハラケミカル <4957>  767円  +100 円 (+15.0%) ストップ高   本日終値
 以上、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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