【特集】<話題の焦点>=理美容業界に変革、両資格取得促進でビジネスチャンス到来
T・SCAT <日足> 「株探」多機能チャートより
現在、理容師・美容師の資格をどちらか持つ人は約73万人いるが、両方を取得しているのは全体の2%弱にとどまっている。政府は規制緩和の一環として、同店舗での理容室と美容室の兼業を既に解禁しており、今回の緩和と併せて資格者の増加と多様なサービスの提供に期待ができる。
理美容業界の環境の変化で、周辺企業の取り組みに注目が集まりそうだ。昨年末上場したティビィシィ・スキヤツト<3974>は、美容業界向けのICT事業を手掛けている。全国に複数のコンセプトで美容室を展開している田谷<4679>や、アルテ サロン ホールディングス<2406>、エム・エイチ・グループ<9439>、ヤマノホールディングス<7571>の動向にも目が離せない。また、美容室に通う男性客の増加を見込んで、理美容機器を販売する専門商社のビューティガレージ<3180>や、アジュバンコスメジャパン<4929>、コタ<4923>、ミルボン<4919>、日華化学<4463>の拡大にも期待が高まりそうだ。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)