【通貨】豪ドル週間見通し:やや底堅い展開か、豪CPIに注目
■強含み、英米要因による円高・円安に振らされる
先週の豪ドル・円は強含み。メイ英首相のEU離脱の方針をめぐる演説に対する警戒感や、トランプ次期米大統領のドルは強すぎるとの発言により、円買いが先行した。その後、米利上げペース加速への思惑で円売りが優勢となり、豪ドルの対円レートは反転した。取引レンジ:85円01銭-87円08銭。
■やや底堅い展開か、豪CPIに注目
今週の豪ドル・円はやや底堅い展開か。12月失業率はやや悪化したが、世界経済の上向き期待、中国経済への過度な懸念後退などから、リスク回避的な豪ドル売りが大きく広がる状況ではないとみられる。経済指標では10-12月期消費者物価指数(CPI)が材料になる。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・25日:10-12月期消費者物価指数(前年比予想:+1.6%、7-9月期:+1.3%)
予想レンジ:86円00銭-88円00銭
《FA》
提供:フィスコ