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【市況】NY株式:ダウは31ドル安、トランプ次期大統領の会見を控えて小動き

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

10日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は31.85ドル安の19855.53、ナスダックは20.00ポイント高の5551.82で取引を終了した。企業決算に対する警戒感から売りが先行。その後は、多額の投資計画や強気な利益見通しを発表した自動車各車、一部のハイテク企業に買いが広がり上昇したものの、原油安に加えて、明日に予定されるトランプ次期大統領の会見を見極めたいとの思惑から、上げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、自動車・自動車部品やヘルスケア機器・サービスが上昇する一方で不動産や家庭用品・パーソナル用品が下落した。

製薬のバリアント・ファーマシューティカルズ(VRX)は、3つのスキンケアブランドを13億ドルで仏の化粧品会社ロレアルに、前立腺癌部門を820百万ドルで中国のサンパワー・グループにそれぞれ売却合意し、上昇。自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)は通期の利益見通しが予想を上振れたほか、50億ドルの自社株買い計画を発表し、堅調推移。一方で、天然ガスのウィリアムズ・カンパニーズ(WMB)は新株発行を発表し、大幅下落。検索大手のアルファベット(GOOGL)は衛星関連事業の売却検討が報じられ、売られた。

検索サイトのヤフー(YHOO)は通信大手ベライゾン(VZ)にネット事業を売却した後、メイヤーCEOを含む6人の取締役が辞任するほか、社名を「アルタバ」に変更し、取締役会規模を縮小する意向を示した。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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