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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:窪田製薬HD、しまむら、象印

しまむら <日足> 「株探」多機能チャートより
■窪田製薬HD <4596>  1,022円  +82 円 (+8.7%)  11:30現在
 窪田製薬ホールディングス<4596>が急伸。同社は26日取引終了後に、SBIホールディングス<8473>と眼科領域の合弁会社を設立することで基本合意したことを明らかにした。今回の基本合意は、窪田製薬HDの眼科領域におけるグローバルなネットワークおよび同分野における技術開発力と、SBIの長年にわたるバイオ領域への投資実績をもとに、共同で医薬品・医療機器開発の発案、資金調達および管理機能を持つ合弁会社を設立することが主な目的。来年6月に最終契約を締結する予定で、出資比率はSBIが49%、窪田製薬HDが51%になる見通しだとしている。

■しまむら <8227>  14,660円  +490 円 (+3.5%)  11:30現在
 26日、しまむら <8227> が決算を発表。17年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益が前年同期比27.8%増の405億円に伸びて着地したことが買い材料視された。主力のしまむら事業で17店舗を新規出店したほか、「素肌涼やかデニム&パンツ」や「裏地あったかパンツ」など機能性の高い季節商品の販売が伸びたことが寄与。店舗運営の効率化を進めたことも大幅増益に貢献した。通期計画の468億円に対する進捗率は86.4%に達しており、通期業績の上振れを期待する買いが向かった。

■象印マホービン <7965>  1,644円  +54 円 (+3.4%)  11:30現在
 象印マホービン<7965>が大幅続伸。同社が26日発表した16年11月期の連結純利益は前期比16%増の72億9900万円と最高益を更新した。中国でステンレス製魔法瓶の販売が好調だったほか、円高により海外生産品の原価が低減したことも利益の押し上げ要因に働いた。期末配当を12円とし年間配当は22円(前期比2円増)へ増配することも好感された。

■ペプチドリーム <4587>  5,760円  +180 円 (+3.2%)  11:30現在
 26日、ペプチドリーム <4587> が創薬研究開発契約を結んでいるスイス・ノバルティス社からマイルストーンを受け取ると発表したことが買い材料視された。ノバルティスとの共同研究開発プロジェクトで、設定していた基準を満たした特殊環状ペプチドを発見した。同ペプチドは強い生物活性と高い選択性を有するだけではなく、経口投与が可能な物質であることが分かっている。発表を受けて、マイルストーンの受領による業績への寄与に期待する買いが向かった。

■福井コン <9790>  2,773円  +70 円 (+2.6%)  11:30現在
 福井コンピュータホールディングス<9790>が5日続伸。26日の取引終了後、連結子会社福井コンピュータドットコムが運営する「3Dカタログ.com」において、2020年までに段階的に義務化される「建築物のエネルギー消費性能基準(省エネ基準)」に適合した住宅の省エネ性能を判定する新サービスを17年春にリリースすると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。住宅省エネ性能の判定は、同社グループCAD製品の利用の有無に関わらず、住宅の窓や外壁などの「外皮性能」と設備機器などの「1次エネルギー消費量」を算定し、住宅の省エネ性能が判定できるサービス。判定で得られた計算結果と各種仕様書は、所管行政庁への申請書としても利用することが可能で、住宅メーカーや工務店、建築設計事務所、建材商社、サッシ・断熱材メーカーなどへの導入提案を実施するとしている。

■ゼンリン <9474>  1,999円  +46 円 (+2.4%)  11:30現在
 ゼンリン<9474>が3日続伸。自動運転分野は世界的に注目され、米IT大手など異業種の参入も相次いでいる。アベノミクス成長戦略でも第4次産業革命の主要政策テーマの一つに掲げられており、官民を挙げての研究開発が進んでいる。そのなか同社は、自動運転の重要技術分野である3次元デジタルマップで先駆、その成長性に改めて注目が集まっている。米キャピタル・グループなど海外ファンドも同社の保有株引き上げの動きをみせており、機関投資家の動向に関心が高まっている。

■ジャパンディスプレイ <6740>  327円  +6 円 (+1.9%)  11:30現在
 ジャパンディスプレイ<6740>が3日ぶりに反発。同社は今月21日、筆頭株主である産業革新機構から転換社債や劣後債で750億円の支援を受け、この資金を活用して有機ELパネル事業を手掛けるJOLED(ジェイオーレッド)の過半の株式を取得し子会社化することを発表、液晶と有機ELを一体化させた顧客開拓を目指す経営戦略を示した。しかし、成長エンジンを担う有機EL事業への資金需要に対して、革新機構の支援金額が不足しているとの見方も市場の一部にあり、株価は利食い急ぎの動きにいったん下押す展開を余儀なくされていた。こうしたなか、SMBC日興証券は26日付のリポートで同社株の投資評価を「1」継続(目標株価も500円を継続)でフォローしており、押し目買いを誘引する材料となっている。JDIは12月23日から白山工場(石川県白山市)の本格稼働を開始したことを発表しており、今回の生産ライン稼働開始によりLTPS液晶パネル生産能力は約20%の拡大を見込んでいる。今後は償却負担増を超える継続稼働と、売上高の成長に期待し、株式市場が懸念してきた資金繰りリスクについては、短期的には解消したと同証券では判断している。

■JCRファーマ <4552>  2,676円  +47 円 (+1.8%)  11:30現在
 JCRファーマ<4552>が続伸。26日の取引終了後、パナソニック ヘルスケア(東京都港区)と共同で開発した新型電動式成長ホルモン製剤注入器「グロウジェクターL」を17年1月17日から医療機関向けに新発売すると発表した。「グロウジェクターL」はJCRファーマが8月に製造販売承認を取得した遺伝子組み換えヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト」の液状製剤「グロウジェクト皮下注6mg及び12mg」専用の注入器。これまでの「自動刺針・自動注入・自動抜針」や注射履歴を確認できるなどの機能に加えて、ディスプレーの大きさは維持しながら前機種に比べ、小型化してより利便性を高め、さらにより使い勝手のよい注入器に改良した。

■東ソー <4042>  850円  +14 円 (+1.7%)  11:30現在
 東ソー<4042>が反発している。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が26日付で投資判断「オーバーウエート」を継続しつつ、目標株価を730円から940円へ引き上げたことが好材料視されている。同証券では、ウレタン主原料のMDI価格のピークアウトを想定しても、円安進行(対ドル1円安で7億円の増益要因、会社推定)と塩ビの好調持続で会社計画を上回る増益は可能であり、予想EPS増応分の株価上昇余地は十分あると予想。また、17年1~3月は好悪両面の見方が交錯するが、主力の機能商品での能力増強効果で来期以降の業績拡大期待が加わるため、強気な投資判断を変更する必要はないとしている。なお、17年3月期営業利益は会社予想の850億円を上回る890億円を予想。18年3月期は同940億円を見込んでいる。

■東京エレクトロン <8035>  11,230円  +170 円 (+1.5%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>の上げ足鮮烈。為替の円安一服で輸出株の上値が重くなるなかで、半導体関連セクターの値動きの軽さが際立っている。同社はその先導役であり、きょうで10連騰と気を吐いている。株価は既に2000年以来約17年ぶりの高値圏を走っている。ビッグデータの普及やIoT時代の到来でデータセンターの増設需要が加速しているほか、スマートフォンの高機能化に伴う半導体需要の喚起が関連銘柄の株価を強く刺激している。半導体の微細化投資の進展に加えて、3次元メモリーの登場で業界も変遷を遂げており、そのなか同社は3次元NAND向けエッチング装置での深掘り技術における優位性を発揮している。

■ストライク <6196>  5,390円  +60 円 (+1.1%)  11:30現在
 ストライク<6196>が大幅続伸。同社はネットを活用した中小企業のM&A仲介で急成長途上にあるが、特にオーナー社長の高齢化に伴う後継者問題などを背景に収益環境は追い風が意識されている。26日取引終了後に発表した17年8月期の第1四半期(9~11月)単独売上高は6億8200万円、営業利益は2億5600万円、最終利益は1億5700万円だった。中間期営業利益3億6000万円に対する進捗率は71%と高く、足もとの好調な業績を評価する買いを呼び込んでいる。

●ストップ高銘柄
 みんなのウェディング <3685>  1,104円  +150 円 (+15.7%) ストップ高   11:30現在
 以上、1銘柄

●ストップ安銘柄
 イグニス <3689>  6,990円  -1,500 円 (-17.7%) ストップ安   11:30現在
 インタートレード <3747>  385円  -80 円 (-17.2%) ストップ安   11:30現在
 以上、2銘柄

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