【特集】高成長「始動」候補リスト 31社選出 <成長株特集>
ヤーマン <日足> 「株探」多機能チャートより
本決算月にかかわらず、時価総額1000億円以下の銘柄の中から、直近四半期に前年同期比で【10%増収・20%経常増益】を2四半期もしくは3四半期連続で達成した銘柄を“高成長「始動」候補”として31社を選び出し、直近四半期の増益率が大きい順に記した。連続で収益が拡大し始めた企業は、これから高成長が期待できる有力候補として注目していいだろう。
増益率トップのアーバネットコーポレーション <3242> [JQ]は投資用マンションの販売好調と土地の売却で、7-9月期(第1四半期)の経常利益は前年同期の1400万円から5億円に急拡大して着地。2位のヤーマン <6630> は美顔器の販売好調や原価低減などが寄与し、8-10月期(第2四半期)経常利益は9倍に膨らんだ。同社は通期計画を2回も上方修正しているが、いずれも上期業績の好調を反映したもので、下期の業績予想は期初計画をほぼ据え置いている。下期は大型の広告投資を計画していることがその背景だが、業績上振れへの期待は強く、株価は上場来高値圏で推移している。
続く3位のキャリアデザインセンター <2410> は女性向け転職情報サイトの好調や広告費の抑制などが利益拡大に貢献した。4位のダイトーケミックス <4366> [東証2]は半導体の需要拡大を追い風に感光性材料の販売が大きく伸びた。このほか、通期計画で50%以上の大幅経常増益を見込む、ブロードバンドタワー <3776> [JQ]、富士紡ホールディングス <3104> 、平田機工 <6258> [JQ]、ツクイ <2398> などは高成長が有望視される。
┌─ 経常利益 ─┐ ┌─ 売上高 ─┐
コード 銘柄名 市場 増益率 直近四半期 増収率 直近四半期 予想PER
<3242> アーバネット JQ 3486 502 127 3991 7.2
<6630> ヤーマン 東1 801 1207 33.4 5167 17.9
<2410> キャリアデザ 東1 622 354 18.2 2302 11.2
<4366> ダイトーケミ 東2 618 201 37.0 2878 11.5
<6035> IRジャパン JQ 362 120 12.5 862 17.9
<1798> 守谷商会 JQ 342 548 25.0 8937 5.1
<4784> GMO-AP JQ 263 145 19.7 7829 67.1
<3932> アカツキ 東M 215 980 123 2597 35.5
<3776> BBタワー JQ 210 161 12.7 8767 38.9
<3134> Hamee 東1 168 247 30.8 2051 32.3
<4514> あすか薬 東1 167 861 18.7 12329 12.7
<3415> T-BASE 東M 135 127 48.6 1730 41.6
<3104> 富士紡HD 東1 132 2427 13.7 10910 9.0
<2483> 翻訳センター JQ 131 178 10.5 2377 12.5
<6258> 平田機工 JQ 122 1629 24.7 17004 17.3
<8061> 西華産 東1 117 1267 53.6 55223 11.4
<2398> ツクイ 東1 98.4 1206 10.3 18372 20.4
<1430> 1stコーポ 東M 95.9 668 129.0 7992 8.6
<6357> 三精テクノロ 東2 78.9 263 20.3 5949 10.9
<5742> NIC JQ 72.0 227 22.4 1864 13.6
<3454> Fブラザーズ 東1 71.6 944 132 2383 6.3
<3912> モバファク 東M 68.8 162 12.6 499 39.0
<8923> トーセイ 東1 68.1 963 60.6 8484 7.7
<3137> ファンデリー 東M 66.3 133 19.9 777 17.8
<8059> 第一実 東1 66.2 2026 19.8 38491 12.2
<9639> 三協フロンテ JQ 59.0 1730 23.0 9895 9.3
<4687> TDCソフト 東1 46.4 628 13.2 6034 13.5
<9928> ミロク情報 東1 39.4 1051 10.8 6589 21.5
<3150> グリムス JQ 37.9 302 13.1 2017 11.3
<8117> 中央自 東2 27.7 838 10.5 4696 8.4
<3236> プロパスト JQ 20.8 273 47.0 4833 13.4
※経常利益の単位は百万円。
株探ニュース