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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):シーズHD、富士通ゼ、モノタロウ

シーズHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■シーズHD <4924>  3,200円  +321 円 (+11.2%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 12日、シーズ・ホールディングス <4924> が17年7月期上期の連結経常利益を従来予想の21億円→28億円に33.3%上方修正。減益率が31.6%減→8.7%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。主力の化粧品通信販売で単価の高い商品の販売が想定より伸びることが寄与。広告宣伝費や販売促進費の抑制も利益上振れに貢献する。

■IDOM <7599>  670円  +55 円 (+8.9%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 IDOM<7599>は大幅続伸。同社は12日、11月の月次データを発表。直営店車両販売台数合計(消費者に直接販売した小売台数とオークション会場などを通した卸売台数の合計)は1万6404台(前年同月比14.8%増)となり、前月の伸び率(1.6%増)から拡大したことが買い手掛かりとなっているようだ。うち、直営店小売台数は7716台(同36.0%増)と、前月の伸び率(同23.6%増)から拡大。なお、今期に入ってからの直営店車両販売台数合計の累計(3~11月)は14万9112台(前年同期比3.2%増)となっている。

■富士通ゼネラル <6755>  2,305円  +150 円 (+7.0%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 富士通ゼネラル<6755>が大幅高。市場では「大手証券が12日付で目標株価を2800円継続でフォローしているが、これを材料にするにはインパクトが弱い。ただ、売り残が買い残を上回る売り長銘柄で需給面から上値が軽い強みがある。2100円近辺を下値抵抗帯とする往来相場にあり、ボックス下限で仕掛け的な買いが入った」(国内ネット証券マーケットアナリスト)と指摘されている。

■MonotaRO <3064>  2,449円  +125 円 (+5.4%)  本日終値
 MonotaRO<3064>が3連騰。同社は工具や工場用品をネット経由で販売しており、低価格で商品ラインアップが充実していることで顧客ニーズを取り込んでいる。同社が12日取引終了後に発表した11月の売上高は前年同月比で25.5%増と大幅な伸びをみせたほか、新規顧客獲得数も40%を超える伸びを示している。これを好感する買いを呼び込んだかたちだ。テクニカル的にも25日移動平均線を一気に上抜き底値離脱を鮮明としている。

■くらコーポレーション <2695>  5,030円  +250 円 (+5.2%)  本日終値
 12日、くらコーポレーション <2695> が決算を発表。16年10月期の連結経常利益は前の期比6.2%増の68億円で着地。続く17年10月期も前期比1.4%増の69億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期は「シャリカレー」や「シャリコーラ」といったサイドメニュー投入やフェア開催などが奏功し、増収増益を確保した。今期は国内出店20店舗を計画し、4.7%の増収を見込む。

■アドヴァン <7463>  1,149円  +55 円 (+5.0%)  本日終値
 アドヴァン<7463>が急伸。12日の取引終了後に自社株買いを発表しており、これを好材料視した買いが入っている。上限を10万株(発行済み株数の0.25%)、または1億1000万円としており、取得期間は12月13日から来年3月12日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にするためとしている。

■ホクト <1379>  2,124円  +97 円 (+4.8%)  本日終値
 ホクト<1379>が続伸。同社は12日取引終了後に、11月の月次売上高が55億500万円(前年同月比24.7%増)になったと発表。前月の伸び率(5.7%増)から大きく拡大したほか、従来計画(50億8700万円)比で8.2%増となったことが好感されているようだ。

■ヤオコー <8279>  4,520円  +185 円 (+4.3%)  本日終値
 12日、埼玉地盤の食品スーパーヤオコー <8279> が神奈川県を地盤とする食品スーパーのエイヴイを買収すると発表したことが買い材料視された。17年4月にエイヴイのほか、店舗開発などを手掛けるエイヴイ開発の全株式を115億円で取得する。同社が目標としている関東圏に250店舗・売上高5000億円の実現に向けて大きな布石となるものと判断し、今回の買収に至った。エイヴイの16年3月期の売上高は483億円、営業利益は22.8億円だった。

■じげん <3679>  907円  +36 円 (+4.1%)  本日終値
 じげん<3679>が大幅高。求人や旅行、不動産サイトなどの検索サイトを運営しており、人手不足を反映して求人サイトへの広告出稿が好調で収益を牽引している。今17年3月期営業利益は前期比27%増の20億5000万円を計画するが、増額含みとの見方が強い。来期も3割近い増益が有望視されている。M&A活用により中期的な成長期待高く、12月に入って売買高が増勢顕著となるなか市場では底値拾いの動きも観測されている。

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