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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ソフトバンク、トヨタ、コーセーRE

ソフトバンク <日足> 「株探」多機能チャートより
■ソフトバンクグループ <9984>  7,825円  +33 円 (+0.4%)  本日終値
 ソフトバンクグループ<9984>は続伸。同社の孫正義社長がトランプ次期米大統領との会談で米国でのビジネス立ち上げに500億ドルを投資し、5万人の新たな雇用を創出すると合意したことが、同社株のポテンシャルを高める材料として市場の注目を浴びた。8000円大台回復となれば2014年12月初旬以来2年ぶりとなる。

■トヨタ自動車 <7203>  7,003円  +19 円 (+0.3%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>が4日続伸。米大統領選後、東京株式市場には1兆円を超す外国人買いが流入しており、足もとでもトヨタなどの主力株への積極買いが続いている様子だ。急激な円安が進むなか、同社の16年10月以降の想定為替レートは1ドル=100円に置かれていることから、業績の増額修正期待が膨らんでいる。

■シーイーシー <9692>  1,705円  -107 円 (-5.9%)  本日終値  東証1部 下落率6位
 シーイーシー<9692>が大幅反落。8日の取引終了後に発表した第3四半期累計(2~10月)連結決算が、売上高326億6900万円(前年同期比2.6%増)、営業利益23億3000万円(同4.2%減)、純利益13億2300万円(同2.2倍)と営業減益となったことが嫌気されている。オフィスセキュリティソリューション「SmartSESAME(スマートセサミ)」シリーズの自治体向け販売や、日本マイクロソフト社と協業した顧客の営業活動を支援するクラウドサービスも好調だったが、金融向けシステム開発や検証ビジネス案件の受注時期延伸・失注による収益減に加えて、研究開発費の増加などが利益を圧迫した。なお、17年1月期通期業績予想は、売上高450億円(前期比5.3%増)、営業利益34億5000万円(同6.0%増)、純利益22億円(同70.6%増)の従来予想を据え置いている。

■4℃ホールデ <8008>  2,430円  -83 円 (-3.3%)  本日終値
 SMBC日興証券が8日付でヨンドシーホールディングス <8008> の投資判断を「1(強気)→2(中立)」に引き下げ、目標株価も3000円→2900円に減額したことが売り材料視された。リポートでは、最大商戦月の12月を前にファッションジュエリーの回復感が薄いことを指摘。また、ブライダルジュエリーの苦戦の原因がまだ解明されていないことを懸念している。

■ドンキHD <7532>  4,125円  -30 円 (-0.7%)  本日終値
 ドンキホーテホールディングス<7532>が3日続落。この日正午ごろに11月度の月次販売高状況を発表し、既存店売上高は前年同月比2.2%増と3カ月連続で前年実績を上回ったが、サプライズはないとの評価から市場の反応は限定的のようだ。月間を通して記録的な低気温月となったことから、季節商品が牽引した。商品部門別では、節約志向が強い消費行動の中で、食料品や日用消耗品などの必需品需要が強くなっているほか、低気温を背景にしたアパレル用品や、インバウンド消費を背景とした化粧品や医薬品などが好調に推移した。

■大塚商会 <4768>  5,290円  -20 円 (-0.4%)  本日終値
 大塚商会<4768>は軟調。8日付でみずほ証券が目標株価は5500円を据え置いたが投資判断を「買い」から「中立」へ引き下げた。業績拡大の先行指標となる「たのめーる」口座数の成長が続いており、成長性の高さを評価する点は不変ながら、短期業績の反転と当面の成長は株価上昇で織り込まれたと指摘している。

■コーセーアールイー <3246>  1,484円  +300 円 (+25.3%) ストップ高   本日終値
 8日、コーセーアールイー <3246> [東証2]が17年1月期の連結経常利益を従来予想の8.4億円→10.4億円に22.8%上方修正。増益率が22.6%増→50.5%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。資産運用型マンションの販売は想定より伸び、売上が計画を14.5%も上回ることが利益を押し上げる。同時に、17年1月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表。併せて株式優待制度を一部拡充する。現行は100株以上保有の株主を対象としているが、株式分割後も対象を100株以上としクオカード500円分を贈呈するほか、一部株主へのクオカードの額が増額となる。

■オルトプラス <3672>  487円  +80 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位
 オルトプラス<3672>と日本一ソフトウェア<3851>がともにストップ高。両社とも7日、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(東京都港区)子会社のフォワードワークスと、スマートフォン向け新規タイトルで協業すると発表しており、引き続きこれを材料視した買いが入っている。フォワードワークスでは、オルトPとは、「プレイステーション」を代表する名作RPG「アーク ザ ラッド」の新作の制作を行うほか、「サクラ大戦シリーズ」などの作品を手掛けた広井王子氏が原作・総監督を担当する新作タイトル「ソラとウミのアイダ」についても共同で制作を進める方針。一方、日本一Sとは「プレイステーション」の有名タイトル「夜廻」「魔界戦記ディスガイア」シリーズのスマートフォン向けゲームアプリを共同制作するとしている。

■スバル興業 <9632>  499円  +34 円 (+7.3%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 スバル興業 <9632> が5連騰し連日年初来高値を更新した。8日、同社は17年1月期第3四半期累計(2-10月)の決算を発表。連結経常利益が前年同期比21.5%増の19.2億円に伸びて着地したことが買い材料視された。道路維持・補修工事の受注が増加した主力の道路事業が収益を牽引した。原価管理の徹底によるコスト削減や業務の効率化を進めたことも増益に貢献した。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の19.3億円→21.5億円に11.4%上方修正。併せて、今期の年間配当を従来計画の7.5円→13円(前期は11円)に増額修正したことも買いに拍車を掛けた。

■ユビテック <6662>  474円  +17 円 (+3.7%)  本日終値
 ユビテック<6662>が急反発。同社は8日、オリックス自動車(東京都港区)が同日発表した高齢者運転見守りシステムの設計および技術協力を行ったことを明らかにした。これは従来から提供している事業者用運行管理システム「eテレマ」の車載器、サーバー、WEB、通信などを進化させた個人向けテレマシステムで、最近問題になっている高齢者の事故予防に活用できる個人向け高齢者運転見守りサービスの一環として開発したもの。このシステムはGPS(全地球測位システム)を搭載し、位置ごとの速度超過をはじめ急発進などの危険運転のリスクを早期に認識し、運転状態を可視化することで、事故防止に役立てることを目的としている。

●ストップ高銘柄
 新華HD <9399>  194円  +50 円 (+34.7%) ストップ高   本日終値
 クボテック <7709>  874円  +150 円 (+20.7%) ストップ高   本日終値
 日本一ソフトウェア <3851>  945円  +150 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値
 イグニス <3689>  10,540円  +1,500 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 アートSHD <3663>  1,844円  -500 円 (-21.3%) ストップ安   本日終値
 FVC <8462>  2,474円  -500 円 (-16.8%) ストップ安   本日終値
 黒田精工 <7726>  512円  -100 円 (-16.3%) ストップ安   本日終値
 以上、3銘柄

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