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【市況】OPEC総会、狙い目は売り一巡後の押し目狙いか【クロージング】

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

30日の日経平均は小反発。1.44円高の18308.48円(出来高概算26億7000万株)で取引を終えた。米株高や円安を受けて買い先行で始まった。しかし、OPEC総会を控えるなか、日経平均は寄付き直後につけた高値18370.31円をピークにこう着感の強い相場展開をみせている。一時18300円を下回る局面もみられたが押し目買い意欲は強く、下値の堅さが意識されている。

また、MSCIのリバランス需給なども底堅さにつながったようである。前日終値を挟んでのこう着は大引け間際まで続き、大引けでは辛うじてプラスをキープした格好。セクターでは鉄鋼、非鉄金属、鉱業、石油石炭、医薬品が冴えない。一方で、証券、ガラス土石、建設、水産農林が上昇。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が過半数を占めているほか、規模別指数では大型株指数のみが小幅にマイナスだった。

明日はOPEC総会で減産合意がまとまるかが注目され、それが相場変動につながることになろう。直近では「減産の必要性についてまとまりつつある」との報道もあり、時間外の原油相場に影響しそうだ。一方でハシゴを外される可能性はありそうだが、これまでの経緯からはある程度予想されており、狙い目は売り一巡後の押し目狙いか。

《AK》

 提供:フィスコ

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