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2016年11月30日15時29分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):中電工、日立キャピ、LINE

中電工 <日足> 「株探」多機能チャートより
■中電工 <1941>  2,305円  +50 円 (+2.2%)  本日終値
 中電工<1941>が反発。29日の取引終了後、275万株を上限とする自社株の公開買い付けを行うと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。1株1982円で買い入れ、取得価額の総額は約54億円。買付期間は11月30日から12月28日までで、筆頭株主である中国電力<9504>は保有株の一部である250万株(発行済み株数の3.84%)について応募する意向を明らかにしている。

■大塚商会 <4768>  5,570円  +70 円 (+1.3%)  本日終値
 大塚商会<4768>が反発。29日付で岡三証券がレーティング「強気」継続、目標株価を5700円から6200円へ引き上げた。16年12月期の第3四半期は、営業体制を本部主導から現場主導に変更し、権限を委譲したことが奏功したとみられ、売上状況が改善。それにより現場が目標数値にコミットする意識が高まったと考えられることも第4四半期以降の業績に貢献する可能性が高いと指摘。16年12月期は通期連結営業利益で会社側計画と同様の400億円(前期373億1100万円)を据え置いているが、17年12月期は430億円から435億円へ引き上げている。

■日立キャピタル <8586>  2,802円  +34 円 (+1.2%)  本日終値
 日立キャピタル<8586>が反発。29日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券が「オーバーウエート」、目標株価3700円でレーティングを再開した。急激な円高・ポンド安の進行により、足元では厳しい収益環境となっているが、円高・ポンド安の利益換算上のマイナス影響がピークアウトしつつあること、取扱商品の拡充や豊富なデータ・ノウハウが蓄積された与信モデルの活用による顧客層の拡大により、前期減速傾向にあった主力地域である英国における取扱高が、再び拡大傾向にあることを評価している。

■三菱重工業 <7011>  506.8円  +4.9 円 (+1.0%)  本日終値
 三菱重工業<7011>が反発。29日付で岡三証券がレーティング「強気」継続、目標株価を500円から580円へ引き上げた。第2四半期累計までは民間航空機のコストダウン進展の遅れや為替影響などにより厳しい決算内容だったものの、民間航空機のコストダウン進展をはじめとして原発訴訟リスクも17年3月期中に解決する可能性を考慮すると、18年3月期以降は業績が改善に向かうと指摘している。

■LINE <3938>  4,410円  +40 円 (+0.9%)  本日終値
 LINE<3938>やライオン<4912>が高い。15日に発表されたMSCIの定期入れ替えで、両社は同指数に新規採用されることが明らかになっている。指数入れ替えでは、きょうの引けにかけ、リバランスに伴う売買インパクトが見込まれている。両社以外の新規採用銘柄は、ディー・エヌ・エー<2432>、日産化学工業<4021>、ミスミグループ本社<9962>。一方、除外銘柄はガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>、ニッパツ<5991>、伊予銀行<8385>、NTT都市開発<8933>、四国電力<9507>。

■ディスコ <6146>  13,560円  +80 円 (+0.6%)  本日終値
 ディスコ<6146>が3日続伸で新高値。同社株上昇を牽引しているのはビッグデータ時代の到来やスマートフォンの高機能化。情報処理の大容量・高速化に対応して革新的に登場した3次元NAND型メモリーの普及加速が背景にある。同社は半導体切断装置で圧倒的な世界シェアを誇るが、3次元NAND型メモリーの普及では切断装置も高付加価値製品への需要が拡大している。18年3月期の大幅増益転換を先取りする買いが勢いを増している状況だ。

■ブリヂストン <5108>  4,367円  +18 円 (+0.4%)  本日終値
 ブリヂストン<5108>は小幅高。ドイツ証券は29日、同社株のレーティングを「バイ」から「ホールド」に引き下げた。円安が進行し原材料価格が上昇しているが、同証券では、17年12月期への影響は限定的と指摘。目標株価は従来の3850円から4400円に引き上げているが、足もとの株価からの上値余地は小さいとしてレーティングを引き下げている。

■アサヒ <2502>  3,722円  +10 円 (+0.3%)  本日終値
 アサヒグループホールディングス<2502>は堅調。29日付で岡三証券がレーティング「強気」、目標株価4150円継続、16年12月期は通期連結営業利益で会社側計画の1407億円(前期1351億1900万円)に対して従来予想の1417億円から1430億円へ、17年12月期を1517億円から1573億円へ引き上げた。収益性の高い欧州ビール事業が加わる一方で、収益性が悪化傾向の持ち分法適用関連会社の株式売却など、中期経営方針に掲げた「稼ぐ力」の強化や資産・資本効率の向上が順調に進展しつつあると評価している。

■UACJ <5741>  330円  -20 円 (-5.7%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 UACJ<5741>が大幅続落。29日の取引終了後、米子会社とタイ子会社であわせて約550億円大型設備投資を行うと発表しており、財務体質の悪化を警戒した売りが出ている。今回の大型設備投資は世界的な缶材需要の拡大や北米や欧州での自動車用パネル材の需要増に対応するもので、タイ子会社のラヨン製造所に約370億円、米子会社のトライ・アローズ・アルミニウム(TAA)に約180億円を投じ生産能力を増強する。会社側では「投資採算性は十分に期待できる」としているが、「設備投資資金は、自己資金を中心に必要に応じて金融機関などから調達する予定」とあり、財務負担増への警戒につながっているようだ。

株探ニュース

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