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【市況】NY株式:ダウは35ドル高、堅調な経済指標を好感

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

17日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は35.68ドル高の18903.82、ナスダックは39.39ポイント高の5333.97で取引を終了した。10月住宅着工・建設許可件数が予想を上振れたほか、週間新規失業保険申請件数が予想より減少したことで、買いが先行。金融やハイテク株に買いが広がったほか、イエレン議長が上下両院合同経済委員会で早期の利上げが適切との認識を示したことも概ね好感され、緩やかに上昇した。但し小売最大手のウォルマートの決算内容が嫌気され、ダウは上値の重い展開となった。セクター別では、銀行や小売が上昇する一方で不動産や食品・生活必需品小売が下落した。

家電量販店のベストバイ(BBY)は決算内容が好感され、大幅上昇。堅調な住宅関連指標を好感し、レナー(LEN)やDRホートン(DHI)など住宅建設会社が堅調推移。ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)はゴールドマンサックスによる投資判断引き上げを受け、買われた。一方で、ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)は決算内容が嫌気され、下落した。

クラウドベースの顧客管理ソフトなどのセールス・フォース(CRM)は、マーケット終了後に8-10月期決算を発表、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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