【特集】7-9月期「利益成長株」ベスト 30 <成長株特集>
東芝テック <日足> 「株探」多機能チャートより
本特集では、時価総額200億円以上の東証1部銘柄を対象(金融を除く)に、7-9月期(第2四半期)に利益成長が著しい経常増益率の上位30社をピックアップし、増益率の高い順に記した。増益率トップの日本瓦斯 <8174> は閑散期で利益水準は低いものの、7-9月期の経常利益は前年同期の1300万円から24倍の3.1億円に急拡大して着地。LP・都市ガスの原料価格が低下したことが寄与した。2位の東芝テック <6588> は国内POSシステムの販売増加に加え、構造改革によるコスト削減などで利益が急回復した。
3位のTOKAIホールディングス <3167> は光回線サービス「光コラボ」の顧客拡大や宅配水事業の黒字転換で大幅増益を達成した。4位のステラ ケミファ <4109> は円高で原材料の無水フッ素価格が下落したことが利益拡大につながった。
選出リストでは、円高の逆風を跳ね返し利益を伸ばした電気機器の健闘が目立つ。8位のEIZO <6737> は米国向け医療用モニターや遊技機用モニターの販売が好調だった。19位の古河電池 <6937> はタイでの自動車用電池の販売好調や鉛価格の下落が利益を押し上げた。20位の富士通 <6702> はパソコン・携帯電話の部材調達コスト低減や構造改革が奏功し採算が大きく改善した。トランプ氏が米次期大統領に決まってから円安・ドル高が進んでおり、輸出関連は下期へ向けてさらなる業績改善が期待される。
┌ 経常利益 ┐ 増益
コード 銘柄名 増益率 7-9月 連続期数 予想PER
<8174> 日ガス 2331 316 3 18.3
<6588> 東芝テック 1395 5859 2 30.4
<3167> TOKAI 1075 1528 3 12.6
<4109> ステラケミ 793 955 5 18.6
<3443> 川田テク 696 2969 2 7.1
<6222> 島精機 503 1320 1 21.5
<7874> レック 501 974 3 18.9
<6737> EIZO 461 3501 1 15.4
<4676> フジHD 432 8285 4 14.0
<7717> Vテク 394 1032 2 31.6
<4528> 小野薬 378 12882 3 25.5
<8604> 野村 311 81774 1 -
<1811> 銭高組 293 1145 1 11.9
<6369> トヨカネツ 283 996 2 10.2
<8935> FJネクスト 267 2484 4 5.9
<7974> 任天堂 262 7791 1 62.6
<9697> カプコン 243 2594 1 15.7
<2899> 永谷園HD 214 922 4 26.9
<6937> 古河池 214 521 1 10.8
<6702> 富士通 187 39248 2 16.0
<4112> 保土谷 178 270 3 28.0
<4514> あすか薬 167 861 4 29.2
<7575> 日本ライフL 156 1705 9 23.0
<6418> 日金銭 154 700 1 66.9
<7482> シモジマ 154 341 1 23.2
<9517> イーレックス 152 720 4 34.2
<6644> 大崎電 151 2104 4 17.4
<7914> 共同印 146 818 4 14.7
<3941> レンゴー 134 6746 7 11.2
<3104> 富士紡HD 132 2427 3 9.9
※経常利益の単位は百万円。
株探ニュース