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2016年11月16日15時26分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):LINK&M、あおぞら銀、三菱UFJ

LINK&M <日足> 「株探」多機能チャートより
■LINK&M <2170>  379円  +32 円 (+9.2%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 リンクアンドモチベーション <2170> が急伸し上場来高値を更新した。11日、同社は16年12月期第3四半期累計(1-9月)の決算を発表。連結経常利益が前年同期比7.9倍の13.9億円に急拡大して着地したことが引き続き買い材料視された。利益率の高い組織人事コンサルティングの受注好調が寄与した。企業の販売促進ニーズの高まりを背景に、営業力強化をテーマとするコンサルティングや受託業務が好調だったほか、新規事業である組織改善クラウドサービスが大きく伸びた。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の16億円→17.6億円に10.0%上方修正。増益率が2.1倍→2.3倍に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

■あおぞら銀行 <8304>  387円  +32 円 (+9.0%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 あおぞら銀行<8304>が大幅高。同社が15日取引終了後に発表した17年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、経常収益が659億9000万円(前年同期比9.5%増)、経常利益は278億3000万円(同6.2%減)、最終利益は258億5700万円(同6.4%増)だった。最終利益は有価証券利息配当金の拡大や貸倒引当金取り崩しに伴う与信費用の戻し入れなどが寄与している。ここメガバンクを筆頭に銀行セクターへの物色人気が継続、株価的に出遅れており年間配当利回りが5%近い同社株への買いが厚みを帯びている。

■東映 <9605>  904円  +58 円 (+6.9%)  本日終値
 東映<9605>が5日続伸。11日に17年3月期の連結業績予想について、売上高を1090億円から1180億円(前期比3.9%減)へ、営業利益を110億円から145億円(同9.6%減)へ上方修正したことをきっかけに底値離れの動きを強めており、10月高値の871円を上回ったことでこれが加速している。上期に「ONE PIECE FILM GOLD」が大ヒットしたことに加えて、連結子会社の東映アニメーション<4816>も上方修正を発表したことなどが上方修正の要因だが、下期も現在公開中の「映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!」「続・深夜食堂」をはじめ、12月公開の「仮面ライダー 平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー」などのヒットが期待されている。(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

■さくらインターネット <3778>  961円  +60 円 (+6.7%)  本日終値
 さくらインターネット<3778>が3日続伸。同社は15日の取引終了後、日商エレクトロニクス傘下のエヌシーアイの会社分割による新設分割設立会社の全株式を取得して子会社化することを発表した。今回、エンタープライズ企業向けにデータセンター関連事業を展開しているエヌシーアイについて、サイバーセキュリティー事業を除く全事業を承継する新設分割設立会社をさくらインターネットが子会社化する。これにより、日商エレクトロニクスの親会社である双日<2768>グループのデータセンター事業をさくらインターネット傘下に集約することになり、より一層のスケールメリットを獲得することが可能になる。

■三菱UFJ <8306>  682.8円  +39.8 円 (+6.2%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクは引き続き上値追い態勢を継続。株価の上昇だけでなく、ここにきて売買代金も上位を独占するなど物色人気の高まりが顕著だ。メガバンク3社の4~9月期決算は日銀のマイナス金利政策の影響を受けて、いずれも最終減益で着地したが、米国の長期金利上昇や金融規制の緩和期待を背景に内外機関投資家が買い急ぐ動きにあるようだ。潮目の変化でPERやPBRなどバリュエーション面からの出遅れ感が改めて意識されている。

■六甲バター <2266>  2,625円  +117 円 (+4.7%)  本日終値
 六甲バター<2266>が大幅反発。岩井コスモ証券が15日付で、投資判断「B+」を継続しつつ、目標株価を2250円から2800円へ引き上げたことが好材料視されている。同証券では、「家飲み」の浸透でチーズの好調が続いていることに加えて、健康ブームを追い風にハイカカオのチョコが好調に推移していることを指摘。16年12月期は経常利益47億3000万円(前期比55.7%増)を見込み、09年12月期以来の最高益を更新する見通しであることを考慮すれば、PER17倍程度の評価は可能であるとしている。

■インベスターズクラウド <1435>  3,830円  +160 円 (+4.4%)  本日終値
 インベスターズクラウド<1435>が反発。同社は15日、子会社のiApartmentがIoT機器「TATERU kit」の入居者向けチャットコンシェルジュ機能の開発に着手したことを明らかにした。開発するチャットコンシェルジュ機能は、「TATERU kit」に導入する新機能で、入居者の問い合わせや疑問にチャットボットが回答。チャットボットで解決できないもの、もしくは入居者の希望に合わせて、管理会社と直接チャットで問い合わせを行うことや、電話をかけることも可能で、内容や状況に応じて入居者が選択することができる。また、将来的には音声認識やAI(人工知能)への対応も含め開発検討していくとしている。

■丸和運輸機関 <9090>  3,045円  +121 円 (+4.1%)  本日終値
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が15日付で丸和運輸機関 <9090> の投資判断を「Buy(買い)」を継続し、目標株価を3700円→3900円に引き上げたことが買い材料視された。リポートでは、食品物流のセンター拡大による物量増加が増益を牽引すると報告。また、ドライバー不足解消につながるAZ-COM会員企業拡大も進んでおり、中期計画目標を超過達成するとしている。同証券では、17年3月期の連結営業利益を45億円→45.5億円(会社計画は44.8億円)、18年3月期を56億円→58億円、19年3月期を67億円→70億円にそれぞれ上方修正した。

■エイベGHD <7860>  1,474円  +56 円 (+4.0%)  本日終値
 エイベックス・グループ・ホールディングス<7860>が急伸。ピコ太郎の「ペンパイナッポーアッポーペン」(PPAP)が世界的に大ヒットしている。同社傘下のレーベルに所属するタレントのピコ太郎による「PPAP」が動画サイトに公開されると再生回数は2カ月強で8000万回を突破した。これを受け、岩井コスモ証券は15日、同社株の投資判断を新規「A」とし目標株価を1700円とした。同証券では、PPAPから得る収益は現時点では限定的とみているが、「足もとではアルバム化や商品化の動きが進められており、海外からのCM化のオフォーもある模様」とし「今後の業績上乗せ要因として期待したい」としている。また、アニメ映像パッケージ「おそ松さん」やライヴなどが想定以上で今期業績の上振れを期待している。

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