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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ジャフコ、チェンジ、フライト

JAFCO <日足> 「株探」多機能チャートより
■ジャフコ <8595>  3,690円  +50 円 (+1.4%)  本日終値
 ジャフコ<8595>が急反発。ZMP<7316>の12月19日マザーズ上場決定を受け前日は利益確定売りに押されたが、きょうは上昇して取引を終えた。ZMPは自動運転技術の開発を進めるロボットベンチャーで早くから今年の大型IPOとして市場の関心を集めていたが、満を持しての年末上場となる。市場では上場時の時価総額は400億円程度になるとの見方が支配的で、つれて出資企業の含み益のレベルも明るみに出ている。そのなかベンチャーキャピタルの同社は投資ファンドなどを通じて合算約10%強のZMP株式を保有していることが明らかとなり、出資比率が上場企業としては最大であることから、改めて見直し人気を誘っている。

■ベルーナ <9997>  644円  +7 円 (+1.1%)  本日終値
 ベルーナ<9997>は堅調。同社は15日の取引終了後、10月度の月次売上高速報を発表。連結総合計で前年同月7.7%増となった。そのうち、総合通販事業は衣料品と家具・雑貨などの好調で同6.0%増、 店舗販売事業はアパレル店舗と和装店舗が共に好調で同25.4%増などとなっている。

■チェンジ <3962>  4,610円  +700 円 (+17.9%) ストップ高   本日終値
 チェンジ<3962>がストップ高。同社はきょう、音声認識技術を活用した「音声ビッグデータ解析サービス」の提供を開始すると発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。このサービスは、企業でこれまで活用されてこなかった音声データを、AI(人工知能)やAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)などを用いた言語処理技術を利用し、分析・有効活用できるようにするもの。複数のラインアップで構成され、顧客の音声データの収集状況や活用のレベルに合わせて最適なサービスを提供する。

■東京産業 <8070>  471円  +69 円 (+17.2%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位
 東京産業<8070>が一時ストップ高まで買われた。各メディアで「福島県内の除染で出た廃棄物を保管するための中間貯蔵施設の本体の建設に向けた工事が、15日から福島県双葉町と大熊町にまたがる予定地で始まった」ことが伝えられるなか、関連銘柄として同社への関心が高まっているもよう。同社は11日に公表した17年3月期第2四半期決算説明会資料のなかで、環境関連部門の取り組みとして「福島復興支援」を掲げている。具体的には、除染特別地域への資材運搬、物流システムの構築や、トラックにGPSを配備し、効率的な配車・物流を実現。また、中間貯蔵施設建設に伴う工事予定として、双葉町および大熊町での土壌貯蔵施設などの工事や、大熊町における廃棄物処理業務などを挙げている。

■フライト <3753>  1,730円  +218 円 (+14.4%)  本日終値
 フライトホールディングス<3753>が大幅に3日続伸で、新値追いの展開。電子決済事業に関する2つの特許権を取得したと14日に発表したことが引き続き材料視されているようだ。取得した特許の1つは、「複数暗号鍵の切替に関する特許」で、これは決済装置に複数の暗号鍵をセットし、用途に応じて切り替えて使用する仕組み。同社のマルチ決済装置「インクレディスト・プレミアム」では、既にこの特許技術を用い、多種多様なカード決済への対応として複数の決済センターへの接続を実現している。2つめは、「無線を使った複数機器の設定に関する特許」で、これは無線通信する複数の機器を設定する際に操作を容易化して安全な用途での使用を可能にする仕組み。「インクレディスト・プレミアム」ではiPadなどとブルートゥースを使いペアリングを実施するため、この技術が使われている。

■住江織物 <3501>  244円  +29 円 (+13.5%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 住江織物<3501>が急騰。15日放送のテレビ東京「ワールドビジネスサテライト(WBS)」で、同社の「光で発電する糸」が取り上げられたことが刺激材料となっているようだ。なお、同社は15日取引終了後に、17年5月期第1四半期(6~8月)の連結決算を発表。インテリア事業の営業損失などが影響し、売上高は223億9200万円(前年同期比0.4%減)、営業損益は2億4100万円の赤字(前年同期は1億9900万円の黒字)となった。

■アクトコール <6064>  1,748円  +204 円 (+13.2%)  本日終値
 15日、アクトコール <6064> [東証M]が11月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■アライドアーキテクツ <6081>  2,500円  +250 円 (+11.1%)  本日終値
 アライドアーキテクツ<6081>が高い。同社はきょう、戦略的メディア運営を実現するCRM(顧客管理システム)開発で、メディアブランドを運営するメディアジーン(東京都渋谷区)との連携を開始したことを明らかにした。連携の第1段階として、メディアジーンが運営する女性向けメディアのアグリゲーション(集約)サイト「gene(ジーン)」が会員システム構築に、アライドアーキのSNSマーケティング支援プラットフォーム「モニプラ」を導入。今後、両社連携のもとにデータの一元管理を推進し、より戦略的なメディア運営を実現していくという。

●ストップ高銘柄
 トランザクション <7818>  2,157円  +400 円 (+22.8%) ストップ高   本日終値
 マーキュリア <7190>  2,324円  +400 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値
 Jストリーム <4308>  517円  +80 円 (+18.3%) ストップ高   本日終値
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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