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【通貨】来週の為替相場見通し=7月高値の更新が焦点に

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 来週の外国為替市場のドル円相場は、米大統領選で共和党・トランプ氏が勝利した後の落ち着き処を探る展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=106円00~108円00銭。

 米大統領選は日本時間9日の投開票を経て、市場の予想を覆しトランプ氏が制した。この結果を受け、当初急落したドルはその後、切り返し106円後半と3カ月半ぶりのドル高・円安水準に上昇した。トランプ氏が掲げる大型減税やインフラ投資といった政策が実施された場合、米景気が拡大するとの見方が強まり、長期金利が上昇。日米金利差拡大の観測からドル高・円安が進んだ。

 当面はトランプ次期大統領への政策期待相場が続く可能性がある。ただ、ドルは急上昇後だけに、どこで当面の天井を打つかが焦点だ。チャート上は7月高値107円49銭を抜ければ、一段の上値を試す可能性がある。来週は14日に7~9月期GDPが発表される。また、15日の米小売売上高、17日の米消費者物価などの経済指標が注目されそうだ。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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