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【市況】7日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高と反発、資源・素材セクターに買い

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

週明け7日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比8.02ポイント(0.26%)高の3133.33ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、8.41ポイント(0.26%)高の3280.66ポイントで引けた。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数は0.35ポイント(0.10%)高の345.78ポイント、深センB株指数は2.28ポイント(0.20%)安の1161.44ポイントで終了した。

市場活性化の期待が強まる。深セン・香港間の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引)開始に向けたリハーサルは6日に終了し、今週中にも取引開始の具体日程が公表される??と伝えられた。ただ、全体としては小幅な値動き。今週から来週にかけ、10月の各種経済統計が公表されるため、様子見ムードが漂った(8日に貿易統計、9日に物価統計、14日に鉱工業生産や小売売上高、固定資産投資、15日までに金融統計など)。

業種別では、石炭株の上げが目立つ。最大手の中国神華能源(601088/SH)は4.8%上昇した。大連商品取引所でこの日、コークス先物などがストップ高したことを好感している。非鉄株や鉄鋼株、建材株なども買い進まれた。銅生産最大手の江西銅業(600362/SH)は6.7%高と急伸している。ITハイテク関連株、自動車株、証券株、保険株、インフラ関連株などの一角もしっかり。

一方、銀行株や不動産株、発電株は総じてさえない。産金株も下げた。空運や海運の運輸株も下落している。

(亜州IR)

《MT》

 提供:フィスコ

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