【特集】急落時で見直される 低PER「お宝候補」リスト 33社選出 <割安株特集>
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
日経平均株価は10月25日に1万7300円台を回復し、約半年ぶりの高値圏に浮上した。しかし、米大統領選を前に買いを見送る動きが目立ち、4日には1万7000円割れとなった。今後、急落を克服し更に高値を追うには、しこりがない新たな牽引役の登場が期待される。局面打開の候補として、PER(株価収益率)が10倍を下回り、今期経常最高益を見込むなど業績も好調な銘柄群に注目してみたい。
PERは現在の株価が1株利益の何倍に当たるかを表す指標で、割安株を選択する際の基準として用いられる。PERの適正値は15~20倍程度(東証1部は4日現在、15.38倍)といわれ、これより低ければ低いほど株価は割安、逆に高ければ高いほど割高とされる。ここでは好業績の条件も兼ね備える「割安株」をリストアップしてみたい。
今回は金融を除く東証1部上場銘柄を対象に、(1)PERが10倍未満、(2)今期経常2ケタ増益で過去最高益を見込む、(3)時価総額100億円以上、――を条件に投資妙味が高まる割安「お宝候補」をPERの低い順に絞り込んだ。(※PER、時価総額は4日現在)
予想 ┌── 経常利益 ───┐ 時価総額
コード 銘柄 PER 増益率 今期 前期
<3299> ムゲンE 4.3 19.0 6632 5573 181
<4845> フュージョン 5.2 209.0 3700 1196 152
<8999> グランディ 5.4 13.5 3250 2863 113
<1808> 長谷工 5.6 15.9 78000 67327 3005
<3244> サムティ 5.6 80.8 7000 3872 271
<8001> 伊藤忠 6.1 47.2 475000 322749 22615
<7820> ニホンフラ 6.2 10.9 3080 2777 141
<9991> ジェコス 6.3 13.7 8000 7037 343
<7419> ノジマ 6.4 10.8 16500 14892 657
<3228> 三栄建築 6.6 30.2 9200 7065 367
<8923> トーセイ 6.7 40.7 8500 6040 371
<2429> ワールドHD 6.8 19.9 6153 5133 261
<3288> オープンH 6.8 38.0 28000 20294 1256
<3454> Fブラザーズ 6.8 26.1 3352 2658 136
<9514> エフオン 7.0 62.1 1900 1172 126
<8020> 兼松 7.1 10.4 20000 18122 710
<7508> GセブンHD 7.5 24.2 4000 3220 174
<7618> PCデポ 7.6 14.5 5000 4366 262
<8897> タカラレーベ 8.1 107.0 13900 6708 847
<2768> 双日 8.2 19.7 53000 44269 3291
<7251> ケーヒン 8.3 58.9 24700 15549 1220
<7463> アドヴァン 8.5 38.4 6700 4842 511
<4042> 東ソー 8.6 21.6 80000 65814 4655
<3258> ユニゾHD 8.8 21.2 10300 8500 593
<4189> KHネオケム 8.8 18.5 7500 6327 447
<8014> 蝶理 8.9 16.0 6400 5518 403
<8133> エネクス 9.2 13.3 17000 15004 956
<7844> マーベラス 9.4 11.9 5850 5228 406
<8032> 紙パル商 9.4 14.2 8000 7008 517
<3104> 富士紡HD 9.6 77.2 6600 3724 403
<1911> 住友林 9.7 57.3 48000 30507 2611
<1766> 東建コーポ 9.9 10.8 15070 13607 994
<1954> 日工営 9.9 44.3 6300 4365 403
※単位はPERが倍、経常利益が百万円、時価総額が億円、増益率が%。
株探ニュース