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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ミロク情報、大塚商会、シノケンG

ミロク情報 <日足> 「株探」多機能チャートより
■ミロク情報サービス <9928>  2,217円  +164 円 (+8.0%)  本日終値
 10月31日、ミロク情報サービス <9928> が決算を発表。17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比44.8%増の21億円に拡大して着地したことが買い材料視された。中小企業向けに基幹業務ソフトの販売が大きく伸びたことが寄与。ソフト運用支援や保守サービスの伸長も利益拡大に貢献した。同時に、発行済み株式数(自社株を除く)の1.27%にあたる40万株(金額で9億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。株主還元の拡充を好感する買いも向かった。

■大塚商会 <4768>  5,370円  +370 円 (+7.4%)  本日終値
 10月31日、大塚商会 <4768> が決算を発表。16年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益が前年同期比5.8%増の302億円に伸びて着地したことが買い材料視された。パソコンやセキュリティ関連機器の販売が伸びたほか、オフィス通販「たのめーる」の売上が堅調に推移し、増収増益を確保した。なお、直近3ヵ月の実績である7-9月期(第3四半期)の同利益は前年同期比15.9%増の56.7億円に伸びた。

■ジーテクト <5970>  2,116円  +123 円 (+6.2%)  本日終値
 10月31日、自動車部品メーカーのジーテクト <5970> が決算を発表。17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比37.1%増の74.9億円に拡大し、従来予想の59億円を上回って着地したことが買い材料。円高が減収要因となったものの、欧州や中国、アジア向けの販売増加に加え、機種構成の良化や原価低減などが奏功し、大幅増益を達成した。通期計画の123億円に対する進捗率は60.9%に達しており、通期上振れを期待する買いが向かった。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の34円→36円(前期は32円)に増額修正したことも支援材料となった。

■シノケングループ <8909>  2,019円  +114 円 (+6.0%)  本日終値
 10月31日、シノケングループ <8909> [JQ]が16年12月期の連結経常利益を従来予想の71億円→95億円に33.8%上方修正。増益率が10.1%増→47.3%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。個人投資家向けにマンションやアパートの販売が想定より伸びることが寄与。建設工事請負や不動産賃貸管理の収益拡大も上振れに貢献する。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の30円→36円(前期は14.25円)に増額修正したことも支援材料となった。

■コシダカHD <2157>  1,802円  +94 円 (+5.5%)  本日終値
 10月31日、東証がコシダカホールディングス <2157> [JQ]を7日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■合同製鐵 <5410>  1,941円  +100 円 (+5.4%)  本日終値
 31日に決算を発表。「今期経常を19%上方修正」が好感された。合同製鐵 <5410> が10月31日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比21.3%減の16億円に減った。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の27億円→32億円(前期は53.3億円)に18.5%上方修正し、減益率が49.4%減→40.1%減に縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒合同製鐵の詳しい業績推移表を見る

■横河ブHD <5911>  1,216円  +61 円 (+5.3%)  本日終値
 31日に決算を発表。「今期経常を一転2%増益に上方修正」が好感された。横河ブリッジホールディングス <5911> が10月31日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.5%減の35.4億円に減った。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の68億円→71億円(前期は69.7億円)に4.4%上方修正し、一転して1.8%増益見通しとなった。
  ⇒⇒横河ブHDの詳しい業績推移表を見る

■TOKAI <3167>  709円  +35 円 (+5.2%)  本日終値
 31日に決算を発表。「今期経常を4%上方修正、配当も6円増額」が好感された。TOKAIホールディングス <3167> が10月31日大引け後(15:30)に決算を発表。17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の44.2億円に急拡大し、従来予想の32.7億円を上回って着地。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の22円→28円(前期は14円)に増額修正した。
  ⇒⇒TOKAIの詳しい業績推移表を見る

■キリンホールディングス <2503>  1,871.5円  +64 円 (+3.5%)  本日終値
 キリンホールディングス<2503>が反発。同社は10月31日取引終了後に16年12月期の連結業績予想の修正を発表。営業利益段階で1270億円から1340億円(同7.4%増)へ増額しており、業績好調を評価する買いを呼び込んでいる。医薬品部門は薬価引き下げの影響を受けているものの、国内飲料事業が好調で収益に貢献、ブラジルでは工場売却など合理化策が奏功して営業赤字が減少し全体業績を押し上げた。直近では、コカ・コーラグループとの清涼飲料事業における資本・業務提携を検討中であることを明らかにしており、株価の刺激材料に事欠かない。

■富士電機 <6504>  541円  +16 円 (+3.1%)  本日終値
 富士電機<6504>が年初来高値更新。岩井コスモ証券が10月31日付のリポートで、投資判断を「B+」から「A」へ、目標株価を520円から600円に引き上げたことが好感されている。来期業績につながる17年3月期受注は、火力や水力など発電ビジネスが好調で、当初予想を超過するもようとみている。また、中国で需要が増加している飲料販売機も増産が進むなど、18年3月期業績の拡大に関する好材料は多い。17年3月期は、円高の影響で会社計画は下方修正した一方、同証券ではその対応も進み、発電ビジネスなど一部事業の案件増加や、国内工場の再編などによる費用改善などを総合的に考慮し、計画比で上振れ余地があると指摘。そのため、17年3月期営業利益は会社計画450億円を上回る480億円を予想。さらに、18年3月期は同520億円を見込んでいる。

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