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【市況】米国株見通し:決算内容に振らされやすい需給状況に

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2132.00(-2.00) (19:15現在)
ナスダック100先物 4849.50(-4.25) (19:15現在)

19:15時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小安く推移している。

26日の米株式市場はまちまち。前日のアップル決算の影響から売りが先行し、原油安も嫌気されるなか、業績見通しの引き上げを発表しボーイングが大幅に上昇したことにより、NYダウを押し上げる格好となっている。ダウ平均は30.06ドル高の18199.33、ナスダックは33.13ポイント安の5250.27。

グローベックスの米株先物は小安く推移している。欧州市場も高安まちまちであり、小幅な値動きに推移している。ドイツ銀行が27日発表した7-9月期決算は、純損益が前年同期の60億ユーロの赤字から2億7800万ユーロの黒字に転換。予想外に黒字転換した格好であり、年初から40%超の下落となっている同社については買い戻しが意識されようが、現在の欧州市場を見る限りでは、市場への影響は限られそうである。また、OPEC総会を控えるなか、減産合意が不透明な状況となっていることもあり、積極的な売買は手控えられやすい。

とはいえ、昨日はアップルの下落によるセンチメント悪化を、ボーイングの業績見通しの引き上げがNYダウを押し上げていた。本日はアルファベット、アマゾン・ドット・コム、ダウ・ケミカル、フォード、アムジェン、ツイッターなど需要企業の決算が続くため、決算内容に振らされやすい需給状況であろう。NYダウは依然として25日線が上値抵抗として意識されているが、同抵抗線は足下で横ばい推移しており、次第に煮詰まり感が台頭してくる。

その他、経済指標では耐久財受注(9月)、新規失業保険申請件数(先週)、中古住宅販売成約指数(9月)が予定されている。中古住宅は+1.0%と前月の-2.4%から改善を見込んでいる。

《KK》

 提供:フィスコ

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