市場ニュース

戻る
 

【特集】大幸薬品 Research Memo(5):アース製薬と資本業務提携を締結

大幸薬品 <日足> 「株探」多機能チャートより

■アライアンス及び新規開発の動向

2016年7月に殺虫剤大手のアース製薬との資本業務提携が締結され、発行済株式総数の5.78%に当たる大幸薬品<4574>の自己株式をアース製薬が引き受けた。同社は自己株式処分により12億円を調達した。アース製薬が同社の保有する感染管理事業に関する特許技術などを高く評価し、二酸化塩素を用いたウイルス除去・除菌効果や蚊の忌避効果などに新たな可能性を見出したことが背景にある。業務提携の内容としては、空間除菌及び消臭市場などの活性化と新市場の創出を目的とし、研究開発や販売促進を共同で推進する。既に、感染管理事業領域において新製品の共同開発が進んでいる。

アース製薬は、国内市場シェア50%を超える家庭用殺虫剤を始め、園芸用品、口腔衛生用品、入浴剤、消臭芳香剤、衣類用防虫剤などに広く事業展開している。業績は売上高1,597億39百万円(2015年12月期)、営業利益40億39百万円(同)である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《HN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均