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【経済】API週間石油在庫統計で原油在庫が大幅減。価格への影響は? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。

日本時間の9/8朝に発表されたAPI週間石油在庫統計で、原油在庫が+63.1万バレルと、前回の+227.6万バレルと比べて大きく減少しました。ここまで大きく数字が変化すると、今後の原油価格がどうなるかが気になります。

松永さんによれば
『今朝発表されたAPI週間石油在庫統計は、原油が22万バレル増予想に対して1210万バレル減となりました。ガソリンは17万バレル減予想に対して230万バレル減、ディスティレートは68万バレル増予想に対して94万バレル増となりました』とのことで、その減少の原因は、
『ハリケーン「ハーマイン」の影響で原油生産に支障が生じたこと』とおっしゃっています。
足元で原油価格は少し上昇していますが、
『これが需要増加によるものであれば、原油市場に対してかなりの強材料となります。しかし、今回はハリケーンの影響が大きいようですから、「一時的な原油在庫の大幅減少」と受け止められそうです』とのことです。

ちなみに原油価格が下落していることで輸入額が減少し、財務省が8日発表した7月の国際収支統計の経常収支は25か月連続の黒字となっています。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の9月8日付「原油市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 三井智映子

《FA》

 提供:フィスコ

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