【特集】アイエスビー Research Memo(5):ユーザー数3倍を目指すストック型ビジネスのMDM
アイエスビー <日足> 「株探」多機能チャートより
■新事業・注目商材の進捗状況
(2) MDM
アイ・エス・ビー<9702>は2015年9月末にアルテリア・ネットワークス(株)から『VECTANT SDM』ブランドのMDM事業を譲り受け、MDM事業に参入した。MDMとはMobile Device Managementの略で、スマートフォンなどのモバイル端末を一括で管理できるようにするサービスだ。同サービスの企画・販売・運用はアルテリア・ネットワークスが従前どおり行う一方、同社自身は関連資産を保有するとともに、開発・保守を担当している。
MDM事業は会員ユーザーから毎月一定額を得る、典型的なストック型ビジネスであり、会員数の獲得が順調に進めば収益はおのずと付いてくる仕組みだ。買収時点で多数のユーザー会員を抱えていたため、初年度から収益に貢献してきたが、2016年12月期は更なる会員数の上積みを計画している。第2四半期までの結果は、ユーザー数、売上高などの各指標がいずれも計画どおりに進捗したもようだ。ユーザー数の目標を現在のユーザー数の3倍以上に設定しており、今後のMDMの成長に自信を見せている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
《HN》
提供:フィスコ