市場ニュース

戻る
2016年09月09日11時39分

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:WSCOPE、国際石開帝石、任天堂

任天堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
■ヨロズ <7294>  1,465円  +72 円 (+5.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 8日、ヨロズ <7294> が発行済み株式数(自社株を除く)の4.04%にあたる100万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は9月14日から17年3月13日まで。

■ダブル・スコープ <6619>  1,977円  +92 円 (+4.9%)  11:30現在
 ダブル・スコープ<6619>が4連騰で約1カ月ぶりの2000円大台復帰を指呼の間に捉えているほか、田中化学研究所<4080>、昭和電工<4004>などリチウムイオン電池関連株に高いものが目立つ。世界的な環境規制強化の流れのなかで、エコカーも二酸化炭素排出量を今よりさらに少なくしようとする動きが顕在化してきており、ハイブリッド車(HV)よりも電気自動車に補助的にエンジンを搭載したプラグインハイブリッド(PHV)や電気自動車(EV)の普及が今後加速する可能性が指摘されている。車載用リチウムイオン電池の需要がこれまで以上に高まる公算が大きく、関連メーカーの動きも風雲急だ。そうしたなか、ダブル・スコープが韓国で新工場を建設し、耐熱性の高いセパレーターの生産能力を倍増させる方針にあることが一部で伝わり、これが株価を刺激する格好となった。セパレーターはリチウムイオン電池の正極材と負極材を絶縁する機能を持つ主要部材で、特に熱に強いコーティング型セパレーターは欧州向けで高い需要が発現している。同社株の動きに触発されて正極材を手掛ける田中化研や負極材を手掛ける昭和電工なども買い優勢の展開となっている。

■シーイーシー <9692>  1,760円  +76 円 (+4.5%)  11:30現在
 シーイーシー<9692>は反発。同社は8日の取引終了後、17年1月期第2四半期累計(2~7月)の連結決算を発表。売上高は218億9300万円(前年同期比0.7%増)、営業利益は16億5700万円(同5.1%減)、純利益は10億7700万円(同63.4倍)だった。前期の自社開発製品大口販売や有価証券保有目的変更による評価益計上の反動減などにより営業利益は減益ながらスマートファクトリー関連ビジネスが好調に推移、前期計上した神奈川第2データセンター譲渡による特別損失約18億円の影響が今期は解消されたことから純利益は大幅な増益となった。通期業績は売上高450億円(前期比5.3%増)、営業利益34億5000万円(同6.0%増)、純利益22億円(同70.6%増)と従来見通しを据え置いた。

■昭和電工 <4004>  1,321円  +56 円 (+4.4%)  11:30現在
 SMBC日興証券が8日付で昭和電工 <4004> の投資判断「2(中立)」を継続し、目標株価を1150円→1370円に引き上げたことが買い材料視された。リポートでは、16年12月期通期計画を下方修正したことで当面の悪材料は出尽くしたとみている。また、構成比は小さいが半導体特殊ガスや電池材料といった新たな収益源が台頭しつつあることを評価。株価本格反発にはHDメディアと黒鉛電極の構造要因解消が必要条件と指摘している。

■国際石油開発帝石 <1605>  881.3円  +31.2 円 (+3.7%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>が急反発となったほか、NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油ダブル・ブルETN<2038>が続伸するなど原油関連銘柄に物色資金が流入している。ここ原油市況が上昇基調を強めている。直近では米エネルギー省が発表した週間在庫統計で原油在庫が市場コンセンサスに反し大幅に減少したことから、北米指標であるWTI原油先物価格は2ドル12セント高の1バレル=47ドル62セントと大幅高で4日続伸となり、これを受けて、前日の米国株市場では資源エネルギーセクターが買いを集めた。この流れが東京市場にも波及している。

■JVCケンウッド <6632>  253円  +5 円 (+2.0%)  11:30現在
 JVCケンウッド<6632>が続伸。同社は8日、米国の無線子会社EFジョンソンテクノロジーズ(EFJT)を通じて、Public Safety(公共安全)市場向けデジタル無線規格「P25」に対応したデジタル無線システムを、米国ペンシルバニア州エリー郡から受注したことを発表した。今回受注したシステムを構成するEFJTの無線制御システム「ATLASシステム」と「KENWOOD」ブランドで統一した携帯・車載無線端末(Vikingシリーズ)は、警察や消防、救急医療などPublic Safety市場向けに開発されたデジタル無線規格「P25」に対応しているだけでなく、EFJTが誇る高い品質と信頼性により、いかなる環境下でも安定した無線通信を可能としている。

■東芝 <6502>  337.1円  +4 円 (+1.2%)  11:30現在
 東芝<6502>が反発。8日付でみずほ証券が投資判断「中立」継続ながら目標株価を190円から310円に引き上げた。中国スマホの台当たりNAND搭載容量増などを背景としたNANDの需給改善、賞与減額などの緊急対策の効果などを反映し17年3月期は通期連結営業損益で会社側計画の1200億円の黒字(前期7087億3800万円の赤字)に対して従来予想の850億円の黒字から1850億円の黒字へ、18年3月期営業利益を1300億円から1500億円へ引き上げている。

■アサヒ <2502>  3,577円  +13 円 (+0.4%)  11:30現在
 アサヒグループホールディングス<2502>が反発、8日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券が「オーバーウエート」で新規カバーを開始した。酒類事業(国内酒類事業)をコアとした既存事業の収益性拡大、積極的な株主還元や事業ポートフォリオ改革などによる資本効率の最大化、によるEPSの継続的な成長。それに伴い割安なバリュエーションの修正が進むことを指摘。16年12月期は通期連結営業利益で会社側計画の1407億円(前期1351億1900万円)に対して1450億円、17年12月期は1530億円と予想している。

■ラウンドワン <4680>  676円  -47 円 (-6.5%)  11:30現在  東証1部 下落率2位
 8日、ラウンドワン <4680> が月次売上速報を発表。8月の既存店売上高が前年同月比4.6%減と今期初めて前年割れとなったことが売り材料。前年と比べて土日祝日数が1日少なかったことに加え、異常猛暑やオリンピック開催で客足が減ったことが響いた。さらに7月下旬からの「ポケモンGO」の影響もあったとしている。

■アダストリア <2685>  2,266円  -73 円 (-3.1%)  11:30現在
 アダストリア<2685>が3日続落し、年初来安値更新。いちよし経済研究所が8日付のリポートで、レーティングを「A」から「B」へ、フェアバリューを5400円から2900円へ引き下げたことが嫌気されている。今春以降、ファッショントレンドの変化が止まり、ヒットアイテムが出現しないうえ、消費者の価格志向が一層強まり、1人当たりの購入点数も少なくなる傾向にあることから、17年2月期営業利益予想を182億円から会社計画170億円を下回る157億円へ、18年2月期を同200億円から167億円へ引き下げた。

■任天堂 <7974>  27,430円  -525 円 (-1.9%)  11:30現在
 任天堂<7974>は反落。同社は7日に「スーパーマリオ」の新作である「スーパーマリオラン」をiPhone向けに配信することを発表しており、これがポジティブサプライズとなって、前日は一時4500円を超える上昇をみせた。きょうは、その反動から利益確定売りに押される展開となっているが、下落率は2%以下にとどまっており、先高期待を感じさせる動き。売買代金は11時現在で1000億円弱こなしており、東証1部上場銘柄のなかで2位のソフトバンクグループ<9984>を大きく引き離し断トツとなっている。なお、前日買われたサノヤスホールディングス<7022>、ディー・エヌ・エー<2432>など周辺銘柄も利益確定売りに押される展開となった。

■TSIホールディングス <3608>  591円  -1 円 (-0.2%)  11:30現在
 TSIホールディングス<3608>が反落。同社は8日の取引終了後、8月度の直営店売上高を発表、全店で前年同月比10.6%減、既存店は同5.1%減となった。既存店の内訳をみるとオンラインショップは同24.0%増と好調ながら小売店は同8.9%減と苦戦している。

■積水ハウス <1928>  1,735.5円  -2.5 円 (-0.1%)  11:30現在
 積水ハウス<1928>が4日ぶりに反落。同社は8日の取引終了後、17年1月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を1兆9850億円から2兆円(前期比7.6%増)へ、営業利益を1700億円から1750億円(同16.9%増)へ、純利益を1110億円から1130億円(同34.0%増)へ上方修正したが株価は買い一巡後に利益確定売りに押されている。当初計画に比べ各事業セグメントの利益率改善が継続していることに加え、足もとの受注状況を考慮している。

●ストップ高銘柄
 なし

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

日経平均